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【目次】
- ミステリー・サスペンスおすすめ漫画ランキング（全26品）
- 26位 北北西に曇と往け /入江 亜季 既刊6巻
- 25位 冷たい校舎の時は止まる /辻村深月 新川直司 全4巻
- 24位 天国大魔境 /石黒正数 既刊8巻
- 23位 じけんじゃけん！ 安田剛助 全7巻
- 22位 テセウスの船 /東元俊哉 既刊8巻
- 21位 LOOP THE LOOP 飽食の館 /Kate カズミヤアキラ /全3巻
- 20位 ビブリア古書堂の事件手帖 /三上延、ナカノ 全6巻
- 19位 シャドーハウス /ソウマトウ 既刊11巻
- 18位 時間島 /椙本孝思 松枝尚嗣 全1巻
- 17位 ミュージアム /巴亮介 全3巻
- 16位 テスラノート /西田征史、久保忠佳、三宮宏太 既刊6巻
- 15位 クロコーチ /リチャード・ウー、コウノコウジ 既刊23巻
- 14位 虚構推理 /城平京、片瀬茶柴 既刊18巻
- 13位 万能鑑定士Qの事件簿 /松岡圭祐、神江ちず 全10巻
- 12位 七曜人格症候群 /七清水くらげ 既刊2巻
- 11位 十角館の殺人 /綾辻行人 清原紘 全5巻
- 10位 SPY×FAMILY(スパイファミリー) /遠藤達哉 既刊6巻
- 9位 ゴールデンゴールド /堀尾省太 既刊9巻
- 8位 僕だけがいない街 /三部けい 全9巻
- 7位 白暮のクロニクル /ゆうきまさみ 全11巻
- 6位 三億円事件奇譚 モンタージュ /渡辺潤 全19巻
- 5位 掟上今日子の備忘録 /西尾維新、浅見よう 全5巻
- 4位 Another(アナザー) /綾辻行人 清原紘 全4巻
- 3位 氷菓 /米澤穂信 タスクオーナ 既刊13巻
- 2位 ルーズ戦記 オールドボーイ /土屋ガロン、嶺岸信明 全8巻
- 1位 生存 Life /福本伸行、かわぐちかいじ 全3巻
- ＳＦ漫画おすすめランキング（全27作品）
- 27位 惑星クローゼット /つばな 全4巻
- 26位 orange -オレンジ- /高野苺 既刊6巻（本編5巻）
- 25位 砂ぼうず /うすね正俊 全22巻
- 24位 デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション /浅野いにお 全12巻
- 23位 リバイアサン /黒井白 全3巻
- 22位 人形の国 /弐瓶勉 全11巻
- 21位 BLAME！（ブラム！） /弐瓶勉 全10巻
- 20位 懲役339年 /伊勢ともか 全4巻
- 19位 機動戦士ガンダム サンダーボルト /太田垣康男 既刊19巻
- 18位 シドニアの騎士 /弐瓶勉 全15巻
- 17位 地底旅行 /ジュール・ヴェルヌ、倉薗紀彦 既刊4巻
- 16位 レベルE /冨樫義博 全3巻
- 15位 村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない /昼熊、森田和彦 全6巻
- 14位 サマータイムレンダ /田中靖規 全13巻
- 13位 五佰年BOX（いほとせボックス） /宮尾行巳 全4巻
- 12位 百万畳ラビリンス /たかみち 全2巻
- 11位 天牢のアヴァロン /浜村俊基、藤澤紀幸 全4巻
- 10位 シャングリラ・フロンティア～クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす～ /硬梨菜基 不二涼介 既刊12巻
- 9位 星を継ぐもの /ジェイムズ・P・ホーガン、星野之宣 全4巻
- 8位 銀河英雄伝説 /田中芳樹、藤崎竜 既刊26巻
- 7位 東京卍リベンジャーズ /和久井健 既刊30巻
- 6位 不死の稜線（しなずのりょうせん） /八十八良 全3巻
- 5位 刻刻 /堀尾省太 全8巻
- 4位 All You Need Is Kill /桜坂洋、小畑健 全2巻
- 3位 宇宙兄弟 /小山宙哉 既刊41巻
- 2位 プラネテス /幸村誠 全4巻
- 1位 不死の猟犬（しなずのりょうけん） /八十八良 全7巻
- 登山・アウトドアおすすめ漫画ランキング（全10作品）
- 歴史漫画おすすめランキング（全23作品）
- 23位 アド・アストラ -スキピオとハンニバル- /カガノミハチ 既刊13巻
- 22位 傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン /磯見仁月 既刊7巻
- 21位 ふしぎの国のバード /佐々大河 既刊10巻
- 20位 サムライせんせい /黒江S介 全8巻
- 19位 レイリ /岩明均、室井大資 全6巻
- 18位 アルテ /大久保圭 既刊15巻
- 17位 狼の口 ～ヴォルフスムント～ /久慈光久 全8巻
- 16位 セシルの女王 /こざき亜衣 既刊5巻
- 15位 ヴラド・ドラクラ /大窪晶与 既刊6巻
- 14位 アンゴルモア～元寇合戦記～ /たかぎ七彦 既刊11巻
- 13位 ホークウッド /トミイ大塚 全8巻
- 12位 東独にいた /宮下暁 既刊5巻
- 11位 チ。―地球の運動について― /魚豊 全8巻
- 10位 ゴールデンカムイ /野田サトル 全31巻
- 9位 ヒストリエ /岩明均 既刊11巻
- 8位 ジゼル・アラン /笠井 スイ 既刊5巻
- 7位 ヴィンランド・サガ (VINLAND SAGA) /幸村誠 既刊26巻
- 6位 アサギロ ～浅葱狼～ /ヒラマツ・ミノル 既刊27巻
- 5位 イサック /真刈信二、DOUBLE-S 既刊13巻
- 4位 センゴク シリーズ /宮下英樹 シリーズ合計57巻
- 3位 キングダム /原泰久 既刊67巻
- 2位 エマ /森薫 全7巻
- 1位 乙嫁語り /森薫 既刊14巻
- 最後に
ミステリー・サスペンスおすすめ漫画ランキング（全26品）
26位 北北西に曇と往け /入江 亜季 既刊6巻
この漫画はアイスランドを舞台とした「機械と対話」ができる不思議な力を持つ青年が主人公のミステリー青春漫画です。
主人公の御山慧は白人の血が混じる17歳の青年で、日本を離れてフランス人の祖父とアイスランドで生活しています。
慧には「自動車や電化製品などと会話が出来る」能力があり、人探しや飼い犬を連れ戻すという探偵の依頼を受けながら生活費を稼いでいます。
慧は若く不安定で危なっかしいところもありますが、祖父とアイルランドの地で生活しながら、様々な人と出会い少年から大人へと成長をしていきます。
25位 冷たい校舎の時は止まる /辻村深月 新川直司 全4巻
大学受験を控えた高校3年生の男女8人がある日学校に登校したところ、無人の校舎に閉じ込められるミステリー・サスペンス青春漫画です。
主人公の鷹野博嗣は進学校に通い成績が優秀な特待生として、志望大学に向けて勉学に励んでいましたが、ある日冬の雪が降りしきる登校日で学校に向かったところ、普段仲の良い8人の生徒しか登校しておらず、帰宅しようとするも不思議な力で学校に閉じ込めらることになります。
この高校では学園祭で生徒が校舎から飛び降りて自殺したこと事件があり、学校中の時計が事件があった時刻を差して止まる不思議な現象が起きて、同時に自殺した生徒のことを8人全員が思い出せなくなります。
24位 天国大魔境 /石黒正数 既刊8巻
未曾有の大災害により文明崩壊した日本を舞台にしたSFミステリー漫画です。
主人公の少年マルは便利屋を開業している少女キルコと共に世話になった女性の遺言で「天国で同じ顔をした人間を探し、薬を打て」という約束を守る為に「天国」と呼ばれる場所を探す旅を続けています。
人間の天敵で死なない怪物「人食い（ヒルコ）」の存在や、隔離した施設で育てられた不思議な力を持つ少年少女など様々な伏線を回収しながら物語が進むミステリー漫画としても非常に面白い作品です。
23位 じけんじゃけん！ 安田剛助 全7巻
高校の同好会である「ミステリ研究同好会」で起こる、ミステリ小説を愛してやまない女子高生を中心とした日常を描く日常系青春ミステリー漫画です。
主人公で女子高校生の白銀百合子はミステリを愛してやまない性格であり、ミステリのトリックを自ら考えて、同好会の後輩にミステリの面白さを伝えることを楽しみとしています。
百合子はミステリをこよなく愛し、ミステリの為なら努力を惜しまないちょっと変わった性格の持ち主で、そんな百合子に惚れてミステリ研究同好会に入った戸入蕗太郎や、戸入の同級生や後輩などが集まり、ミステリを絡めつつも人間関係を育み青春を謳歌します。
22位 テセウスの船 /東元俊哉 既刊8巻
父親が大量殺人犯として逮捕され、そのことで世間から叩かれて人生を送ってきた息子が妻の死をきっかけに28年前の事件の真相を追うSFミステリー漫画です。
主人公の田村心は児童含む21人が毒殺された「史上最悪の殺人事件」の犯人である佐野文の息子として幼少の頃より世間から叩かれて生活を送ってきました。
父の佐野文は当時警察官として北海道の音臼村に駐在していましたが、犯人として逮捕されたことで佐野の妻と子供たちは世間から逃げるように生活を送ることになります。
そして28年後、息子である田村心は妻の死をきっかけに佐野文の冤罪の可能性を感じて独自に調査を始める為に音臼村に訪れますが、突如濃霧が発生して気が付くと1989年にタイムスリップし、そこで初めて自分の父親と出会うことになります。
21位 LOOP THE LOOP 飽食の館 /Kate カズミヤアキラ /全3巻
欲しい物がなんでも出せて、いらない物はなんでも消せる現実では考えらない不思議な洋館に迷い込んだ12人の男女が館から脱出する為に奔走するミステリーサスペンス漫画です。
主人公の荒川 零弥(レミ)は公園で突如意識を失い、気が付けば”望んだものがなんでも出せる”不思議な洋館にいました。
この洋館には窓も出入口も無くて囚われの身となりますが、生活に不自由することは無く、
レミ以外の11人の住民と「家族」としての共同生活を送ることになります。
そんなある日、出口を探す為に館を調べているうちに一人の「家族」が惨殺された死体で見つかったことで平穏な生活が終わりを迎えます。
20位 ビブリア古書堂の事件手帖 /三上延、ナカノ 全6巻
神奈川県鎌倉市北鎌倉の古本屋を舞台とした古書にまつわる事件をテーマにしたミステリー漫画です。
「ビブリア古書堂」の店主で主人公の篠川栞子は、初対面の人とは口もきけないほどの人見知りをするのですが、古書の知識に関して右に出るものがおらず、本に関することであれば滑舌が良く生き生きと語ります。
もう一人の主人公である五浦大輔は、祖母が遺した「漱石全集」を査定してもらうために「ビブリア古書堂」を訪れるのですが、栞子の鑑定の結果「漱石全集」には祖母に関わる重大な秘密が隠されいることが分かり、その謎を解き明かすことになります。
19位 シャドーハウス /ソウマトウ 既刊11巻
人の姿をしているが真っ黒なシルエットの顔が無い一族「シャドー」が、人間の姿をした「生き人形」を従えて貴族の真似事をする「ファンタジー×ミステリー・サスペンス」漫画。
主人公のケイトは全身が真っ黒なシルエットの姿をしたシャドーで、「生き人形」と呼ばれる人の姿をしたエミリコを従え「シャドーハウス」で生活を送っていました。
ケイトは「シャドーハウス」に疑問を持ったことで「生き人形」の秘密を知り、自身の存在やシャドー家に対して疑念を抱くようになり、シャドー家に対して抵抗することを決意します。
18位 時間島 /椙本孝思 松枝尚嗣 全1巻
孤島という閉鎖空間を舞台にしたミステリー・サスペンスものなのですが、そこにタイムワープという時間の概念が加わったＳＦミステリー・サスペンス漫画です。
主人公でADの仕事をしている佐倉準は廃墟の島「矢郷島」でのテレビ番組の撮影の為に撮影スタッフや役者の9名と共にロケの為訪れています。
佐倉は地底湖で会社から支給されていた携帯電話を落としてしまうのですが、地底湖に落としたはずの携帯から突如動画メールが送られ、5年後の未来にいるというミイラ姿の人物から、ロケ参加者の9名が皆殺しにされると予言されます。
この廃墟の島は以前から不思議な現象が起きており、島民からは「時間島」と呼ばれ、ロケ参加の9名は嵐の為に足止めされて、次々と災難に見舞われ命を落とします。
17位 ミュージアム /巴亮介 全3巻
猟奇連続殺人事件を追う刑事と刑事の家族が犯人に狙われるサスペンス漫画です。
主人公の刑事である沢村久志は仕事熱心な警察官ですが、家庭を顧みず家庭の問題を抱えていました。
ある日沢村は私的な制裁である”私刑”を行う猟奇的な殺人事件を担当するのですが、現場には刑の内容を残すメモが残されており、連続殺人事件の被害者はある猟奇殺人事件の裁判員制度による裁判員だった共通点が見つかります。
そして沢村の妻もこの猟奇殺人事件の裁判員制度による裁判員を担当しており、殺人犯に狙われることとなります。
16位 テスラノート /西田征史、久保忠佳、三宮宏太 既刊6巻
科学者ニコラ・テスラの発明の記録が収まった水晶「テスラの欠片」をめぐり、各国の諜報機関が争奪戦を繰り広げる「SFミステリー×スパイアクション」漫画です。
主人公で女子高生の根来牡丹は忍者の末裔として幼少頃より諜報員に成るべく英才教育を受けて育てられており、ノルウェーで走行中の列車が空間転移する事件が起きたことをきっかけに諜報員として任務に召集されます。
「テスラの欠片」にはニコラ・テスラの開発の記録がおさまっており、列車が空間転移する事件が「テスラの欠片」が関与していることから、「テスラの欠片」をめぐる争奪戦が繰り広げることとなります。
15位 クロコーチ /リチャード・ウー、コウノコウジ 既刊23巻
神奈川県警捜査第二課に所属する警察官が、実在した未解決事件である三億円強奪事件や警察庁長官狙撃事件などを解決する為に奔走する物語です。
主人公で警部補の黒河内圭太は政治家や実業家の弱みを握ることでゆすりをかけ、大金をせびり取り、組織の上層部から「県警最悪の警察官」と呼ばれていました。
管理官の清家真吾は黒河内と行動を共にし、彼の警察官としてあるまじき行為を嫌悪しつつも事件を追う姿勢を見て黒河内に協力することになり、迷宮入りした未解決事件を共に追います。
このマンガはフィクションで独自の仮説ではありますが、未解決事件の全貌をしっかりと押さえているので違和感を覚えることなく、大変読み応えのある作品です。
14位 虚構推理 /城平京、片瀬茶柴 既刊18巻
人魚などの様々な怪異が登場し、都市伝説や怪異をテーマにしたミステリー漫画です。
主人公で大学生の岩永琴子は11歳の頃に神隠しに遭い、右眼と左足の膝から下を失いますが、この神隠しがきっかけで怪異たちのトラブルの仲裁や解決する役割を果たす「怪異たちの知恵の神」になります。
もう一人の主人公である桜川九郎は幼少の頃に「くだん」と「人魚」の肉を食べたことで、未来をつかむ力と不死身の体を持つことになりました。
二人は世間を騒がせている都市伝説の「亡霊・鋼人七瀬」が消滅する未来をつかむために欺瞞に満ちた虚構の推理を展開します。
13位 万能鑑定士Qの事件簿 /松岡圭祐、神江ちず 全10巻
若い女性の鑑定家が論理的思考を駆使して謎を解決する「面白くて知恵がつく人が死なないミステリー」漫画です。
主人公の凜田莉子は鑑定士として「万能鑑定士Q」なる店を構えます。
莉子は「ロジカル・シンキング（論理的思考）」を駆使して、鑑定士としての腕を振るい「絵画」「骨董」「宝石」から「漫画」「映画」といった幅広いジャンルを即座に鑑定出来る知識と能力を持ち合わせています。
こうして鑑定の為に店に持ち込まれる様々な依頼品を発端とした事件を解決に導きます。
このマンガは「面白くて知恵がつく人が死なないミステリー」がテーマとなっており、作中で殺人事件が描かれず、知識や雑学が身に付くという非常に面白いマンガです。
12位 七曜人格症候群 /七清水くらげ 既刊2巻
曜日ごとに人格が入れ替わる主人公の「木曜日」が人格が、他の曜日の人格を巻き込みながらオリジナルの人格の秘密を暴いていく「ミステリー×サスペンス」漫画です。
主人公で30歳の中年男性である青木恥太は、ある朝目覚めると少女の姿に変わっていました。
混乱する中、少女の母親と名乗る女性に連れられて精神科医を受診し、医師からは曜日ごとに人格が入れ替わる病気『七曜人格症候群』である説明を受けてますが、納得がいかない聡太は真実を明らかにしようと奔走します。
11位 十角館の殺人 /綾辻行人 清原紘 全5巻
1987年に発表されたミステリ小説が原作のコミカライズ作品で、孤島を舞台に起こる連続殺人事件の謎を追う本格ミステリーサスペンス漫画です。
大学の推理小説研究会に所属する男女7人は建築家「中村青司」が設計して孤島に建つ十角形の奇妙な館を訪問します。
この館を設計した中村青司は半年前に自宅が火災に逢ったことで謎の焼死を遂げており、その火事の焼け跡を推理小説研究会の合宿で訪れるのですが、合宿の2日目の朝、十角館のリビングにこれから孤島で連続殺人事件が起こることを彷彿させるプレートが置かれ、凄惨な殺人劇が幕を開けることになります。
10位 SPY×FAMILY(スパイファミリー) /遠藤達哉 既刊6巻
この漫画は偽りの家族を描く作品で、家族がそれぞれ「スパイ」「超能力者」「殺し屋」と秘密を持っており、自身の秘密を隠しながら家族を演じる物語です。
主人公のロイド・フォージャーは、任務ごとに様々な顔と名前を使い分ける凄腕のスパイで、ターゲットである政治家ドノバン・デズモンドと接触する機会を探していました。
ロイズはデズモンドに接触するためには偽装家族を作り、「超能力者」の秘密を持つ子役の孤児と、「殺し屋」の秘密を持つ母役の女性と偽りの家庭を築くことになります。
物語も分かりやすくてコメディの要素もあり、今後の展開が楽しみな作品です。
9位 ゴールデンゴールド /堀尾省太 既刊9巻
海辺で見つけた謎の置物が些細な祈り事で生命を宿し、願いをかなえるために島民たちに富と繁栄を与えていくSFミステリーホラー漫画です。
主人公で中学3年生の早坂琉花は同級生の少年・及川に恋をしますが、及川は琉花を友人としか見ておらず、関係が進展することはありませんでした。
ある日、琉花は海辺で謎の置物を拾い、山中の祠に祀って及川との関係が進展するように祈りを捧げたところ、置物は生命を宿し琉花の家に住み着きますが、島民には「50代ぐらいの小柄なおっさん」に見えるようで大きな問題にはなりません。
しかし同時に琉花の祖母が営む民宿や雑貨店が繁盛し始め、置物はやがて「フクノカミ（福の神）」と名付けられ、どこか禍々しく怪しい動きで島民たちを操り始めます。
8位 僕だけがいない街 /三部けい 全9巻
この漫画は基本的にはミステリー・サスペンスの内容ですが、タイムリープという要素が加わる「時間を超えて人生を繰り返すSFミステリー・サスペンス漫画」です。
主人公の藤沼悟は”再上映（リバイバル）”という事件や事故の原因が取り除かれるまで、その直前の場面に何度もタイムリープするという特殊能力を持っています。
ある日、母親・佐知子との買い物中にリバイバルが発生し、その場で起きた誘拐事件を未然に防ぐのですが、この時に佐知子は1988年に北海道で起きた誘拐殺人事件の犯人を偶然見かけます。
その後、佐知子は犯人に口封じの為に殺害され、悟は犯人に仕立て上げられる警察に追われますが、それまで経験したことがない長期間のリバイバルが発生し、気が付くと1988年に戻っていました。
7位 白暮のクロニクル /ゆうきまさみ 全11巻
「オキナガ」と呼ばれる不老不死の種属が日本の社会に根付いた世界が舞台のミステリー漫画です。
主人公で厚生労働省に務める伏木あかりは、保健所での研修中に殺人事件に遭遇するのですが、その被害者はオキナガでした。
この殺人事件がきっかけで、あかりはオキナガの監督を行う「夜間衛生管理課」に配属されて、そこで雪村魁に出合います。
魁は見た目は18歳と若いですが80年以上生きているオキナガで、魁とあかりは共に「オキナガ案件」と呼ばれるオキナガに関連する殺人事件に関わることになります。
このマンガはオキナガ独自の数百年にわたる人間関係や人間ドラマが大変面白いマンガです。
6位 三億円事件奇譚 モンタージュ /渡辺潤 全19巻
昭和最大の未解決事件「三億円強奪事件」をテーマにしたミステリー漫画で、実際の事件内容を独自に解釈したストーリーとなっています。
主人公の鳴海大和は小学生の頃に路地裏で血まみれの刑事を発見するのですが、刑事は「お前は三億円事件の犯人の息子」「誰も信じるな」と言い残し事切れます。
その後、大和の父親は不審な事故死を遂げ、身寄りのない大和は小田切家に身を寄せる事になります。
そして時は過ぎて高校生となった大和はある日、父の遺品の剣道着から隠された500円札を見つけます。
そして、その500円札は未解決事件の「三億円強奪事件」で強奪された紙幣の通しナンバーと一致することになります。
5位 掟上今日子の備忘録 /西尾維新、浅見よう 全5巻
この漫画は西尾維新の小説が原作のマンガで、眠った瞬間にその日の出来事を全て忘れてしまう女性が主人公のミステリー漫画です。
主人公の掟上今日子は探偵を営む25歳の女性で、短期記憶が目を覚めている間だけしか留めることが出来ないので担当した事件は基本的に1日以内で解決する「最速の名探偵」と呼ばれています。
眠ると寝る前の記憶を失うだけでなく、自分の名前や職業も忘れてしまうため、身体にマジックペンで彼女自身の情報を書き残して短期記憶の障害を補っています。
なぜ彼女は記憶の障害を持つ事になったのか、なぜ探偵業を続けているか…物語が進むにつれて少しずつ明らかになっていきます。
4位 Another(アナザー) /綾辻行人 清原紘 全4巻
26年前に事故で死んだ生徒を卒業まで”いるもの”として扱った結果、その後の3年3組では一人の生徒を”いないもの”として扱い続けなくなった呪いをめぐるミステリ・サスペンス漫画です。
主人公の榊原恒一は転校して登校初日にクラスメイト全員が何かに怯えているような違和感を覚え、クラスメイトの一人がクラスから存在していない”いないもの”として振舞われていることに疑問を持ちます。
この漫画は一度読み終えてオチを知った後にもう一度読み返したくなる作品で、2度目に読むのが本番とも言えるミステリ・サスペンス作品です。
3位 氷菓 /米澤穂信 タスクオーナ 既刊13巻
この漫画は高校の部活である「古典部」を中心とした日常に起こる些細な出来事を題材に、謎を解き明かす連作短編形式の小説が原作の青春ミステリー漫画です。
主人公で高校1年生の折木奉太郎は、何事にも積極的に関わろうとしない「省エネ主義」を信条としていましたが、古典部OGの姉からの古典部の存続の為に入部を勧めらたことがきっかけで千反田えると知り合います。
千反田は古典部に「一身上の都合」で入部して、古典部の文集「氷菓」に秘められた33年前の真実を追っていましたが、奉太郎を巻き込み「氷菓」の謎を解くために奔走します。
2位 ルーズ戦記 オールドボーイ /土屋ガロン、嶺岸信明 全8巻
10年間監禁された男が、解放後に何故自分が監禁されたのか自身の監禁事件の謎を追うミステリー漫画です。
主人公の五島慎一は飲み歩いて酔いつぶれた後に目が覚めると、ビルの7階と8階の間にある7.5階のフロア内のTVと寝具しかない無機質な部屋に監禁されていました。
なぜ自分がこのような場所にいるのか、どうして監禁されるようなことになったのか、一切わからないまま10年もの歳月が流れます。
ある日、五島は監禁が解かれて気が付くと公園で解放されていました。
監禁した首謀者は誰なのか、なぜ10年もの間監禁したのか、失われた時を取り戻すために自由になった五島は謎を解き明かそうと動き出します。
1位 生存 Life /福本伸行、かわぐちかいじ 全3巻
福本伸行が原作を担当し、かわぐちかいじが作画という読者を鷲掴みにする最強のタッグのミステリー漫画です。
主人公の武田信太郎は妻に先立たれ、娘は14年前に失踪して行方不明になっていました。
ある日、信太郎は医師から肝臓がんで余命半年の宣告を受けます。
そしてちょうどその日に警察から電話があり失踪した娘の佐和子の遺体が発見されたことが知らされ、遺体の状況から殺人事件に巻き込まれたことが分かりました。
自分に残された余命と娘に対する殺人の時効が重なるように半年であることに運命を感じた信太郎は、娘を殺害した犯人を捜すために娘の足取りを追い、真実に向かい合います。
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ＳＦ漫画おすすめランキング（全27作品）
27位 惑星クローゼット /つばな 全4巻
夢の出来事と思っていた世界は”現実と夢の狭間の世界”で、怪物がはびこる別の惑星から脱出するために奮闘する「SFサバイバル×ホラー」漫画です。
主人公で女子中学生の杉沢愛海は、妙にリアルで不思議な夢を見るようになり、怪物が蔓延る別の惑星で、同年代の少女から助けを求められることになります。
ある日、夢の世界で現れた怪物が現実世界にも現れるようになり、同級生が怪物に襲われて行方不明になります。
夢だと思っていた世界は地球とは異なる”狭間の世界の惑星”で、愛海は夢の世界で出会った少女を地球に連れ戻す為に奮闘することになります。
26位 orange -オレンジ- /高野苺 既刊6巻（本編5巻）
10年後の自分から届いた手紙に書かれていた未来を変えるために奮闘するSF青春恋愛漫画です。
主人公で女子高生の高宮菜穂は2年生になった4月の始業式の日に自宅のポストで、差出人が10年後の自分からの手紙を受け取ります。
手紙の内容は26歳となった10年後の自分は、高校2年生の時に起きたことで後悔をしており、16歳の自分に対して今後自身に起きる事やそれに対しての行動選択を知らせる内容が書かれていました。
このマンガは「10年後の自分から届いた手紙」というSFが含まれるマンガですが、SF要素は限られた内容となっており、青春恋愛漫画として楽しめる作品となっています。
25位 砂ぼうず /うすね正俊 全22巻
人類が文明の絶頂期を迎えた後に崩壊した地球が舞台となっており、砂漠化が進み砂の海に沈んだ関東平野で傭兵の主人公が活躍するSFミリタリー漫画です。
主人公の水野灌太は凄腕の若手便利屋として生計を立てており、過酷な砂漠環境の中で血なまぐさい依頼も含む様々な仕事を請け負っています。
旧文明の遺産を運用する城塞都市「オアシス」が支配する階級社会の中、人々は争いを続けており、オアシスの管理外では無政府状態とも言える秩序の無い状態が続いています。
そんな弱肉強食の世界で灌太は「砂ぼうず」と呼ばれ、金と名誉のためなら何でする強かさで関東大砂漠の世界で一人生き抜きます。
24位 デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション /浅野いにお 全12巻
巨大な円盤が突如東京上空に現れ、「侵略者」により日常的に攻撃を受けて自衛隊と小競り合いが続く中、主人公を中心とした若者の青春の日常を描く青春ＳＦ漫画です。
主人公で女子高生の小山門出は3年前の巨大円盤である宇宙船が現れた際に父親を亡くして、母は円盤騒動による汚染物質を避けるために東京を離れている為、門出は一人暮らしをしています。
「侵略者」と自衛隊の戦闘が日常的に続き、3年前の円盤襲来の頃のような緊張感が無く、上空には母艦の円盤が浮いたままの東京で、小山門出は友人たちと共に青春を謳歌します。
この漫画は物語の冒頭で人類が終了する事が示唆されており、人類の終末へと続く物語がどのようになるのか、今後の展開が非常に気になるマンガです。
23位 リバイアサン /黒井白 全3巻
星間船が行き来する遠い未来を舞台とした物語で、植民星から地球に向かう途中で消息を絶ち宇宙を彷徨っていた廃旅客船での出来事を、「現代」と「過去」と行き来しながら謎を追うSFミステリー・サスペンス漫画です。
盗掘屋が廃船や投棄された宇宙船を見つけ、その中でお宝を探すと、宇宙に漂う年代物の巨大な廃旅客船に出くわします。
この船はプロキシマ植民星から中期に向かう途中で消息を絶った旅客船『リバイアサン号』で、これまで発見されていませんでした。
盗掘屋たちは船に侵入し、船内を捜索し始めます。その中で彼らは一冊の手帳を見つけます。
手帳の持ち主は少年・イチノセで、手帳には船内で起きた衝撃的な事実が日誌として記されていました。
日誌によると、事故により船内の酸素が50時間しか残っていない状況になり、1台のコールドスリープマシンを巡り、乗客たちが殺し合いを始めたことが書かれていました。
盗掘屋はその日誌を読み進めながら、コールドスリープマシンに生き残った一人の人間を救出するために廃旅客船『リバイアサン号』の深部へと進みます。
22位 人形の国 /弐瓶勉 全11巻
巨大な跡層におおわれた人工天体天体に住んでいた主人公が正規人形と呼ばれる存在になり、軍国主義の帝国と対峙して生存をかけて戦うＳＦ冒険ダークファンタジーの物語です。
主人公のエスローとその仲間たちは地底との戦争に敗れた人々の子孫で、極寒の人口天体の地表で生活をしています。
ある日、戦闘訓練中にリベドア帝国の兵士に追われる不思議な少女を助けるのですが、彼女が持っていたものは「世界が終わってしまう」代物で、これをめぐりエスロー達が住む拠点が襲われ、エスローも瀕死の状態になりますが、正規人形と呼ばれる存在になり生きながらえ、リベドア帝国に復讐を誓います。
21位 BLAME！（ブラム！） /弐瓶勉 全10巻
遥か未来の巨大建築物に覆われた地球が舞台のハードSF漫画です。
人類の技術が進歩した結果「ネットスフィア」と呼ばれるネットワーク社会が構築されますが、人類は感染症の蔓延によりネット端末に接続するための遺伝子が失われ、ネットワーク社会が崩壊します。
やがて人類は「ネットスフィア」から不法居住者とみなされ、排除される対象となります。
制御を失った建築機械は暴走を続け、地球は多層階層の巨大建築物に覆われることとなり、人類を救うため主人公の霧亥はネット端末に接続できる感染前の遺伝子を求めて、巨大建築都市をさまよい探索を続けることになります。
20位 懲役339年 /伊勢ともか 全4巻
この漫画は生まれ変わりや魂の輪廻といった内容をテーマにしたオリジナリティの高い壮大なSFマンガです。
舞台の国では生まれ変わりや魂の輪廻が信じられており、神の教えである「教典」として広く信仰されています。
そして、大きな犯罪を犯した罪人が刑期を終えることなく死んだ場合は、その罪人の魂が生まれ変わった者を見つけて再び投獄することになります。
ハロー・アヒンサーは神の教えである「教典」に背き懲役339年を言い渡され、何代にもわたりハローの生まれ変わりとされた人が身に覚えのない罪を償うことになります。
19位 機動戦士ガンダム サンダーボルト /太田垣康男 既刊19巻
この漫画はガンダムで最も人気のあるストーリー「一年戦争」を舞台にした内容で、SF漫画家の太田垣康男が描くガンダムの世界観とモビルスーツの戦闘が魅力のＳＦ漫画です。
地球連邦軍側の主人公であるイオ・フレミングは、「サンダーボルト宙域」の制宙権を奪還すべく幾度も戦闘を行っていますが、ジオン公国軍の主人公であるダリル・ローレンが所属するスナイパーMS部隊により、ことごとく退けられていました。
戦場は硬直していましたが、地球連邦軍側に最新鋭機のMSが配備されたことで戦況が大きく動き、サンダーボルト宙域での決戦が始まります。
18位 シドニアの騎士 /弐瓶勉 全15巻
太陽系がガウナと呼ばれる宇宙生命体によって破壊された1000年後の未来、人類が巨大宇宙船シドニアで太陽系を脱出して移民できる惑星を求め旅するＳＦ物語です
主人公の谷風長道は宇宙を旅する宇宙船シドニアの最下層部で祖父と隠れるように暮らしていましたが、祖父が亡くなった後に上層部に出たところを捉えられます。
谷風長道はかつてのエースパイロットでクローンで、「衛人」と呼ばれる人型の主力戦闘機の操縦士としての技術を持ち、シドニアの歴史的名機である「継衛」を与えられて、ガウナとの戦闘で戦果を上げます。
この漫画はＳＦ漫画界の巨匠 弐瓶勉の作品で、綿密な世界観設定や巨大宇宙船、巨大構造物等、ＳＦファンが喜ぶ要素が満載のマンガで超オススメです。
17位 地底旅行 /ジュール・ヴェルヌ、倉薗紀彦 既刊4巻
この漫画はSF作家ジュール・ガブリエル・ヴェルヌの小説「地底旅行」をコミカライズした作品です。
主人公のアクセルは伯父で鉱物学の学者であるリーデンブロック教授のもとで助手をしていましたが、ある日16世紀の錬金術師が書き残した暗号文のメモを見つけることになり、そのメモには「スネッフェルス山にある火口の中を降りていけば、地球の中心に到達できる」と書かれていました。
リーデンブロックとアクセルは地球内部への入り口があるスネッフェルス山を目指しアイスランドへと向かうことになります。
16位 レベルE /冨樫義博 全3巻
冨樫義博の漫画の中ではやや知名度が低い作品で、時期的には幽遊白書とHUNTER×HUNTERの間に連載されたてオムニバス形式で展開されるSFマンガです。
主人公で高校生の筒井雪隆は高校進学を機に親元を離れて一人暮らしを始めることになりますが、引っ越したその日に部屋の中で見知らぬ男に出合います。
この男は宇宙人の王子であることを語り、雪隆は信じられずにいましたが、この王子を巡って護衛の黒ずくめの男達が現れ、さらには好戦的な宇宙人であるディスクン星人まで係わるようになります。
雪隆の穏やかな高校生活は一変して地球の命運にも絡む騒動に巻き込まれることになります。
15位 村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない /昼熊、森田和彦 全6巻
引きこもり生活を続けていた青年が、差出人不明の村を発展させるゲームのテストプレイヤーに選ばれたことで、ゲーム内の村の発展を通して人として成長していく「SF×ミステリー」漫画です。
主人公の良夫は、就職活動に失敗したことをきっかけで10年近く自宅に引きこもる生活を送っていました。
ある日、良夫の元に『命運の村』という未発表タイトルのゲームが届き、プレイを始めたところ、実写と見紛うような美麗なグラフィックと、生きているかのように振る舞うNPCの村人がいるゲームに驚くことになります。
すっかり『命運の村』にハマった良夫は、村をより発展させる為には課金が必要になったことから、お金を稼ぐ為にアルバイトを始めることになります。
14位 サマータイムレンダ /田中靖規 全13巻
幼なじみの死から伝承として伝わる「影」の謎を追うループもののSFミステリーサスペンス漫画です。
主人公で料理人を目指している網代慎平は、故郷を離れて東京の調理師専門学校に通う学生ですが、7月21日に幼馴染の小舟潮が海難事故で命を落とした事を知り、二年ぶりに葬儀の為に帰郷します。
潮の遺体には首が絞められた跡があるなど不可解な点があり、また島民が消える事件が起きたことで、島に伝わる「影の病」の伝承を耳にした慎平は「影」に殺されます。
しかし、不可解なことに殺された慎平は「影」に殺されたことで7月22日に意識が戻り、「影」に殺されるたびに7月22日にループを繰り返すことになります。
13位 五佰年BOX（いほとせボックス） /宮尾行巳 全4巻
蔵から見つけた奇妙な木箱の中には「昔の日本の世界」が存在し、そこに干渉すると歴史改変を引き起こし現実世界に影響するＳＦ好きにはたまらない物語です。
主人公で大学生の遠野叶多は幼馴染の和泉真奈の家の蔵の掃除を手伝っていたところ、蔵の底に地面に埋められる形で保管された奇妙な木箱を見つけます。
木箱の中は古い日本の姿が「箱庭」のようにミニチュアになっており小さな人もいて動いており、「昔の日本の世界」が完全に再現されていました。
ある日、叶多は木箱の中で野盗が村人を襲う場面を目撃して、とっさに木箱の中に手を入れて村人を救うのですが、そのことにより幼馴染の真奈の存在が消え、真奈の父親からも「うちには真奈なんて娘はいない」と言われます。
12位 百万畳ラビリンス /たかみち 全2巻
不可思議な木造迷宮に閉じ込められた主人公の礼香が、仲間の庸子と共に脱出を試みる異空間脱出をテーマにしたSF漫画です。
大学生で人との関わりが苦手な礼香はゲーム会社でバグ探しのアルバイトをしていましたが、ある日突然ゲーム会社の寮が畳敷きで構成された未知の木造建造物に変化し、上下も無くなり無限に畳の間が続く不思議な空間に閉じ込められました。
礼香は庸子と共に不可思議な木造迷宮の脱出を試みます。
このマンガに登場する不思議な空間はゲームならではのルールや法則が詰まっており、バグを利用した攻略等、思わず「にやっ」としてしまう演出がもりだくさんです。
物語の最後で木造迷宮の謎が解明されるのですが、思わず鳥肌が立つ展開でした。
11位 天牢のアヴァロン /浜村俊基、藤澤紀幸 全4巻
宇宙に進出して星間移民船による人類の移住を進める中で起きた事故により、目的地ではない惑星に囚われた人類が存亡をかけた争いを繰り広げられるSF漫画です。
ソ連が覇権国家となり宇宙へ進出して恒星間移民船団が作られ、移民たちは冷凍睡眠により数光年先の惑星を目指す中、主人公のアズマは目的地の惑星に着いた時に人々を導く指導者になるための管理官候補生として、10年に一度冷凍睡眠から目覚めて移民船団に異常が無いかを目視で確かめる任務をこなしていました。
しかし、ある日アズマは冷凍睡眠から目覚めると移民船は名も知らぬ惑星に墜落しており、墜落から400年あまり経過した文明が衰退した世界で、生き残りの子孫らが移民船の残骸を奪い合いながら、いくつもの勢力に分かれて争う戦争に巻き込まれることになります。
10位 シャングリラ・フロンティア～クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす～ /硬梨菜基 不二涼介 既刊12巻
フルダイブ型VRゲームが一般的になった近未来の日本を舞台にしたSFファンタジー漫画。
主人公の陽務楽郎はゲームを趣味とする少年で、フルダイブ型VRゲームが主流となったことで映像技術が向上したがシステム面が不十分のゲームである「クソゲー」をこよなく愛し、クソゲーの攻略に情熱を注いでいました。
ある日大作のクソゲーをクリアした焦燥感に駆られていたところ、ゲームショップの店主から「神ゲー」とされる「シャングリラ・フロンティア」を勧められます。
シャングリラ・フロンティアはサービスが開始されて1年が経過していますが、ワールドストーリーの進行度は未だに0％となっており、楽郎はこのゲームをクリアするためにシャングリラ・フロンティアの世界に足を踏み入れます。
9位 星を継ぐもの /ジェイムズ・P・ホーガン、星野之宣 全4巻
「星を継ぐもの」は1977年に発表されたジェイムズ・P・ホーガンによるSF小説が原作の漫画で、人類の起源の謎に触れた物語となっています。
西暦205X年に月面で宇宙服を着た人間の遺体が発見されるのですが、身についけていた宇宙服は人類史において過去に存在しない技術が使われており、年代測定ではこの人物は5万年前に死亡した事が分かりました。
地球上では同様の高度な技術が存在した痕跡が無い為、この死体は異星人であると考えられますが、生物学者の見解としては遺体は間違いなく人間であると断言されます。
この遺体の人物は一体何者なのか、なぜ5万年前の月に人が居たのか？
1人の遺体から人類の誕生の謎が明かになります。
8位 銀河英雄伝説 /田中芳樹、藤崎竜 既刊26巻
「銀河英雄伝説」は田中芳樹によるSF小説が原作で、藤崎竜が漫画を担当した銀河を舞台にした壮大なスペースオペラです。
遠い未来、宇宙に進出した人類は皇帝と貴族が支配する「銀河帝国」と、銀河帝国から脱出した人たちが建国した「自由惑星同盟」に分かれて150年間近く戦争を続けています。
そして同時期にそれぞれの陣営に”ラインハルト・フォン・ローエングラム”と”ヤン・ウェンリー”の二人の英雄が誕生します。
彼らの登場により膠着した銀河の歴史は大きく動き始めます。
このマンガは多くの登場人物複雑に絡み合い、政治や軍組織の中での人間ドラマが非常に魅力的な作品で、大変お勧めなマンガなので是非読んでみてください。
7位 東京卍リベンジャーズ /和久井健 既刊30巻
タイムリープの能力に目覚めた青年が中学生時代の彼女の死を回避する為に、過去と現在を行き来すＳＦとヤンキー漫画融合した作品。
主人公の花垣武道は、ある日中学時代の彼女だった橘日向と弟の橘直人が「暴走族東京卍會（東卍）」の抗争に巻き込まれて死亡したニュースを目にして、自らも何者かに事故を装って殺害されそうになります。
しかし、武道は死の間際にタイムリープの能力に目覚めて12年前の過去に戻り、自らの運命と仲間や元彼女の死の運命から救う為に、過去改変を行い事件の真相を追うことになります。
6位 不死の稜線（しなずのりょうせん） /八十八良 全3巻
人が致命傷を負っても死ぬことが無い世界で、人の「復活」ができなくなる病気を巡る異世界召喚SFミステリー漫画「不死の猟犬」のスピンオフタイトルです。
この世界では人は「復活」により死なないことが当たり前ですが、「復活不全症（RDS）」という病気に感染した者は、致命傷を受けても復活しなくなる為、RDSの感染を断つために警察は「ベクター」と呼ばれる感染源を追っています。
主人公で高校生の若林雄貴は図書館で出会った年上の女性の久我カオリに一目惚れして交友をもつようになりますが、カオリは”この世界の住人”ではなく、「ベクター」であり、警察に追われています。
雄貴はカオリが「ベクター」であることを知りつつも逃走の手助けをすることになります。
5位 刻刻 /堀尾省太 全8巻
「止界」と呼ばれる時が止まった世界で繰り広げられる”時を止める力”を巡る物語で、時が止まった世界の表現が面白く、日常の瞬間を切り出したような世界が描かれています。
主人公の佑河樹里の一家には不思議な力があり、「止界術」という時が止まった世界に入れる力を持ちます。
しかし、祖父がその力の使い方や利用方法等を息子や家族に伝えることせず、佑河家は普通の生活を送っていました。
しかし、その「止界術」の秘密を知る宗教団体が樹里の身内を誘拐したことで、祖父はやむを得ず「止界術」を使うことになり、この事がきっかけで時が止まった世界で”時を止める力”を巡る宗教団体と佑河家の戦いが始まります。
4位 All You Need Is Kill /桜坂洋、小畑健 全2巻
「ギタイ」と呼ばれる異星人による侵略を受けている地球を舞台としたタイムリープをテーマにしたＳＦ漫画です。
主人公のキリヤ・ケイジは統合防疫軍に所属する兵士ですが、初陣で特殊なギタイと相打ちになり戦死します。
しかし、気が付くと前日の戻っており、その後も「死んでは初陣の前日に元に戻る」というタイムリープを繰り返すことになります。
キリヤは生き残るために記憶を得たまま時間が戻ることを利用して戦闘経験を積み重ね、新兵でありながらベテラン兵の働きぶりをして活躍するようになります。
3位 宇宙兄弟 /小山宙哉 既刊41巻
宇宙開発が進む近未来を舞台に、アメリカのNASAや日本のJAXAなどの宇宙開発組織が活躍する宇宙飛行士をテーマにしたSF漫画です。
主人公の南波六太は弟の日々人と共に幼少の頃から宇宙飛行士になることを夢見ていました。
そして日々人は19年後の2025年にNASAの宇宙飛行士になり、夢をかなえることになります。
六太は日々人の後押しもあり、JAXAの宇宙飛行士選抜試験を受けることになり、弟と誓った「一緒に宇宙飛行士になろう」という約束を果たすために奮闘します。
このマンガは現在のNASAやJAXAが抱えている問題や今後の宇宙開発の未来がどうなっていくのかを知ることが出来て、学習マンガとしてもおすすめです。
2位 プラネテス /幸村誠 全4巻
2070年代、人類が月面での資源採掘を行うようになった宇宙開拓時代を舞台にしたSF人間ドラマです。
人類は宇宙開発を進め、月や火星はもはや活動地域となり、木星への有人探査計画も進める段階となっていましたが、宇宙開発で発生した宇宙空間のゴミ（スペースデブリ）が地球軌道上にあふれて大きな問題となっていました。
デブリ回収業者のサラリーマンで主人公の星野八郎太は「自家用の宇宙船を手に入れる」という夢を持ちながら仲間と共に仕事を続けて、仕事中の事故に巻き込まれながらも自分の内面を見つめ直すきっかけとなり、周囲の人間に支えられながら仲間と共に成長していきます。
1位 不死の猟犬（しなずのりょうけん） /八十八良 全7巻
人が致命傷を負っても死亡せず「復活」することが当たり前の世界で「復活」ができなくなる伝染病を巡る「異世界召喚×SF×ミステリー」など様々な要素を含む作品です。
この世界では人は寿命以外では死なず、事故や病気で死亡しても何事もなかったように復活し、「復活」が人間の証しとされています。
全人類の未来を管理するシステムによる「未来を固定する」力が強い為、未来に矛盾する事象が起きると「事象がなかったこと」になるのですが、本来寿命で死ぬはずの人間が事故死したとしてもその事実が「なかった」ことになり、物理法則すら捻じ曲げた強い力となっています。
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登山・アウトドアおすすめ漫画ランキング（全10作品）
10位 高尾の天狗と脱・ハイヒール /氷堂リョージ 既刊4巻
登山とは全く縁の無かった主人公でＯＬの御岳ノリコが高尾山で出会った天狗の子供がきっかけで山に訪れるようになり、山ガールへと成長していくお話です。
ノリコは彼氏に振られたことで傷心旅行に高尾山を訪れますが、そこで高尾山に住む天狗の子供と出会うことになります。
天狗の子供との出会いがきっかけでノリコは高尾山に頻繁に登るようになり、山登りの常識を覚えて山ガールへと成長していきます。
高尾山がテーマになった登山マンガなので、毎回高尾山が登場し、高尾山が好きな方は思わずニヤリとする内容が盛りだくさんなマンガです。
9位 山賊ダイアリー リアル猟師奮闘記 /岡本健太郎 既刊7巻
この漫画は作者自身が猟師として岡山県を舞台に狩猟生活を送った記録を漫画にした「狩猟エッセイ漫画」です。
主人公で作者の岡本健太郎は子供の頃に近所に住む猟師のおじいちゃんに様々な話をされて興味を持ち、将来は猟師になることを夢見ていました。
岡本は大人になり東京から地元の岡山県に戻った際に、念願の狩猟免許と猟銃所持許可を取得します。
このマンガは実話を元に構成されており、狩猟の詳細を知ることが出来るので、猟師という一般の人が知り得ない仕事を知る事が出来て、漫画を通して猟師の苦労や喜びを感じることが出来ます。
8位 ハイジと山男 /安藤なつみ 全3巻
テーマが登山と山小屋の少女漫画で、山小屋の運営の難しさや水や食料が豊富にあるわけではない山小屋ならではの問題を知ることのできる内容となっています。
主人公の高原羽衣路（ハイジ）は祖父が亡くなり、祖父が遺した山小屋のスタッフである霧島朝日が遺品整理で訪ねてくることになるのですが、遺品の中にハイジが幼少の頃に持っていた登山用の鈴がありました。
ハイジは祖父の事をもっと知りたいと思い、朝日と共に祖父が運営していた山小屋に向かいます。
山小屋はハイジの想像を遥かに超えるものでしたが、祖父との幼少の頃の会話を思いだしたハイジは「私はここで生きてみたい」と考え、山小屋で働くことを決意します。
7位 岳人列伝(クライマーれつでん) /村上もとか 全1巻
山の過酷さをこれ以上ないほど伝える読切の短編として連載された登山漫画作品をまとめた短編集です。
アルプスやエヴェレストなど有名な山に挑戦する登山家の様々な物語が1冊にまとまっています。
短い話で終わらせるために物語はいきなりクライマックスから始まり、短編ながらも話は濃くて、それぞれ読者をひきつけるストーリーになっています。
登山家は命の危険がありながらも、何故山を愛せるのかということに触れた作品で、山の過酷さがこれ以上ないほど伝わってきます。
6位 山と食欲と私 /信濃川日出雄 既刊12巻
山頂で料理を楽しむ”山グルメ”がテーマの登山漫画です。
流行りの「山ガール」ならぬ「単独登山女子」の日々野鮎美は、単独行で高尾山から3000メートルを超える奧穂高岳まで様々な山に登ります。
鮎美とって登山はライフスタイルの一つで、季節に関係なく山登りをして北アルプスを縦走するなどかなりの登山レベルの持ち主です。
そして鮎美は山頂で少し手間をかけた食事をすることを楽しみとしています。
毎回様々な”山グルメ”が登場し、「山で食べる食事はとても美味い」という魅力がマンガから伝わり、思わず弁当を持って山に登りたくなるマンガです。
5位 ゆるキャン△ /あfろ 既刊14巻
この漫画は冬のオフシーズンのキャンプをクローズアップした漫画で、キャンプを楽しむ女子高校生達が主人公のアウトドア漫画です。
主人公の志摩リンは冬季にソロキャンプを楽しんでいるところ、道に迷った同じ高校に通う各務原なでしこを助けます。
なでしこはリンとの出会いがきっかけでアウトドアに興味を持つようになります。
このマンガはキャンプ道具の解説や道具の種類から使用方法まで細かく描かれており、初心者に合わせた説明や内容が非常にわかりやすく、アウトドアを知らない人にアウトドアの魅力を伝える素晴らしい内容となっています。ただ、冬季キャンプなので内容が”ゆるくない”気がします。
4位 ヤマノススメ /しろ 既刊19巻
女子中高生達が登山を通して青春を過ごして成長していく登山をテーマにした漫画です。
主人公で高校生の雪村あおいは幼馴染の倉上ひなたとの再会を機にの登山に興味を持つようになります。
この漫画は女子中高生達だけで登山を楽しむ内容となっており、絵柄が可愛い為「女の子だけのゆるふわアウトドア漫画」と呼ばれ、独特の雰囲気の登山マンガとなっています。
雰囲気は緩いですが、しっかり山の取材はされており、楽しさの中に山の厳しさも描かれています。
登山道具の種類や道具の使い方についての説明が非常にわかりやすく、登山をこれから始めるという方には入門書としての役割を果たします。
3位 岳 /石塚真一 全18巻
北アルプスの穂高岳や槍ヶ岳周辺を舞台にした山岳救助活動をテーマにした登山漫画です。
主人公の島崎三歩は山を愛し、普段は北アルプスの山中にテントを張って生活していますが、山岳遭難防止対策協会のボランティアの救助隊員としても活動をしています。
そして救助活動を通じて長野県警山岳遭難救助隊のメンバーと交流を深めて、山を訪れる様々な人に山の素晴らしさを伝えています。
このマンガでは登山の魅力を伝えつつも、同時に登山の危険性も読者に伝える内容になっており、遭難者や山中での命に関わる描写が非常にリアルで、危険な山に登るということはそれだけのリスクがあるということをマンガを通して教えてくれます。
2位 神々の山嶺 /夢枕獏、谷口ジロー 全5巻
登山家でカメラマンの深町誠がカトマンズの街の古道具屋で年代物のカメラに残された謎を解き明かす壮大な物語です。
主人公の深町誠はエヴェレス登山隊の遠征にカメラマンとして参加した際にカトマンズの街の古道具屋で年代物のカメラを目にします。
そのカメラは1924年のイギリス人登山隊のマロリー所有物の可能性があり、エヴェレストの初登頂の歴史が塗り替えられる可能性がありました。
このカメラをめぐり深町は行方不明であった登山家の羽生丈二に出会うことになり、カメラの真実を知る為に、深町は天賦の才を持つクライマーである羽生の足取りを追うことになります。
1位 孤高の人 /坂本眞一 全17巻
新田次郎の小説「孤高の人」を原案としてアレンジを加えた登山漫画で、物語の内容は小説とは異なります。
主人公で高校生の森文太郎は孤独を好み、人とのかかわりを避けて学校生活を送りますが、クラスメイトの挑発に乗って校舎を素手で登ることになり、危うく死にかけますが同時に生きている実感を得ることになります。
このことがきっかけで文太郎は登山やロッククライミングにのめり込むようになり、やがて登山家としての道を歩みます。
死と隣り合わせの危険が伴う登山を行う文太郎は、やがて前人未到で世界最難関の山であるK２の東壁に挑むことになります。
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歴史漫画おすすめランキング（全23作品）
23位 アド・アストラ -スキピオとハンニバル- /カガノミハチ 既刊13巻
紀元前3世紀のハンニバル・バルカとスキピオ・アフリカヌスを主人公にしたポエニ戦争が舞台の歴史漫画です。
第二次ポエニ戦争では陸での戦闘がメインの内容となっており、それぞれの主人公であるハンニバル・バルカとスキピオ・アフリカヌスの視点で物語が進みます。
人物描写に特徴が無い為かキャラクターを覚えるのが少し大変で、じっくりと読む必要がある漫画です。
史実を忠実に再現した物語となっており、当時の戦闘の記録や文化的な描写がものすごく細かく描かれており、軍事考証に忠実で非常にまじめな歴史マンガとして仕上がっています。
22位 傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン /磯見仁月 既刊7巻
歴史上の実在の人物であるマリー・ジャンヌ・ベルダンを主人公としたファッション業界に与えた業績を読み取る事が出来る「歴史×ファッション」漫画です。
主人公のベルダンはフランスの地方都市アブヴィルで「髪結い」を生業としていましたが、より高みを目指す為に当時の流行の発信地であるパリに単身乗り込みます。
パリに移ったベルダンは針子として実績を重ねて、貴族や職人の人脈を頼りにマリー=アントワネットの信頼を勝ち取りファッションデザイナーの祖としての歴史を歩むことになります。
21位 ふしぎの国のバード /佐々大河 既刊10巻
実在したイギリス人の女性冒険家イザベラ・バードを題材とした歴史漫画です。
イザベラ・バードは1878年に通訳者の伊藤鶴吉と共に横浜を起点として日光から新潟へ抜け、日本海側を経由して蝦夷地（北海道）を目指す旅をします。
マンガにするため脚色が加えられており、史実ではイザベラ・バードの年齢は40代でしたが、マンガでは若い女性（20代）として描かれています。
明治初期の江戸時代の文化が残る当時の日本の姿と江戸文化圏から離れた地方の文化がどのような状況であったかを知ることができる大変興味深い内容で、日本人の知らない日本を知ることのできる漫画です。
20位 サムライせんせい /黒江S介 全8巻
幕末の有名人物がそれぞれ異なる時間軸から平成の時代にタイムスリップして日本文化に困惑しながらも人々との交流を描く「SF×歴史×コメディ」漫画です。
主人公の武市半平太は吉田東洋暗殺の黒幕との罪状で投獄されますが、ある日目が覚めると平成の日本にタイムスリップしていました。
侍として風体が目立つ事から不審人物として警察に追われることになりますが、ひょんなことから世話好きの老人に匿われたことで武市半平太は平成の世で生活基盤を確保することになり、多くの人々と交流を持つようになります。
19位 レイリ /岩明均、室井大資 全6巻
レイリという名の少女が武田信勝（13歳）の影武者として活躍する歴史漫画です。
レイリは落ち武者狩りの被害に合い一家を失いまが、岡部元信に拾われて4年間育てられてきました。
家族を殺され復讐の為に彼女はひたすらに強さを求め、日々木刀を振り続け、村一番の強さになるのですが、レイリの夢は大恩がある岡部丹波ために「戦場で武勲を立てて討ち死にする」ことでした。
そのことを知る岡部はレイリを戦場から遠ざけ、武田信勝（13歳）の影武者に仕立てて従事させることにします。
18位 アルテ /大久保圭 既刊15巻
ルネサンスの文化活動が盛んな16世紀初頭のイタリア・フィレンツェが舞台の歴史漫画です。
貴族出身の主人公アルテは画家工房への弟子入りを志願しますが、統治は女性が職人として生きていくということは世間の目からは変わり者として見られました。
ルネサンスは古典古代（ギリシア、ローマ）の文化はヨーロッパ文化そのものの方向を決定付ける文化運動で、そうした舞台でアルテは周囲の人の手助けを受けながら画家として職人として成長していきます。
17位 狼の口 ～ヴォルフスムント～ /久慈光久 全8巻
14世紀のヨーロッパのアルプス山脈の要所であるスイスを舞台にした歴史漫画です。
ザンクト・ゴットハルト峠は、森林同盟三邦が支配し権利と自由をもたらしアルプス山脈で生活する人々に交易による大きな利益をもたらしていましたが、オーストリア公ハプスブルク家によって占領されて圧政が敷かれてしまいます。
そして「狼の口（ヴォルフスムント）」と呼ばれる関所が設けられ、人々の行き来が制限されます。
森林同盟三邦の闘士たちは、様々な犠牲を払いゴットハルト峠を取り戻すため叛乱を起こします。
現在のスイスがどのように建国されたを知ることのできる大変面白いマンガです。
16位 セシルの女王 /こざき亜衣 既刊5巻
16世紀に実在し、テューダー朝最後の女王エリザベス1世に仕え支えたウィリアム・セシルの生涯を描いた本格的な歴史漫画。
主人公のウィリアム・セシルは幼少の頃から王宮に伝えることを夢見ており、衣装担当宮内官である父と共に、初めて王宮を訪れます。
セシルは偶然にもヘンリー8世の現王妃であるアン・ブーリンと出会い、彼女の人柄に惹かれて、アン・ブーリンと王妃エリザベス1世を支えるべく宮廷仕えとして政治家の道を歩むことになります。
15位 ヴラド・ドラクラ /大窪晶与 既刊6巻
15世紀の現在の南ルーマニアに実在し、「串刺し公」という異名を持ち、ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」のモデルの一人として知られる人物、ヴラド三世の実像を描いた「歴史×戦記」漫画です。
主人公のヴラド三世はワラキア公国の若き君主として戴冠しましたが、実際には公国は貴族たちが支配しており、君主は名目上の存在でした。
ヴラド三世は自らの権力を確立するため、貴族たちの権力を削ぎ、大国の間で生き延びるために、古くからの慣例を次々と破り、君主として苦難の道を歩むことになります。
14位 アンゴルモア～元寇合戦記～ /たかぎ七彦 既刊11巻
日本の北九州を舞台にした元寇（文永の役・1274年）の戦いを描く歴史漫画です。
主人公である朽井迅三郎を含む罪人達は、鎌倉幕府によって流人として対馬に流刑されますが、実は蒙古・高麗軍の大軍団が日本に向かっており、流人たちは蒙古・高麗軍と戦うために兵士として送られたのでした。
蒙古・高麗軍の兵力に対して圧倒的に不利な状況の中、朽井迅三郎は守護・戦国大名の宗氏勢とともに敵を迎え撃ちます。
日本の鎌倉時代の様式や文化を感じられ、対馬の独自文化を知ることの出来る大変興味深いマンガです。
13位 ホークウッド /トミイ大塚 全8巻
百年戦争の前半時期に活躍したイングランド出身の傭兵”ジョン・ホークウッド”が主人公の歴史漫画です。
“白鴉隊”という傭兵隊を率いる傭兵隊長ジョン・ホークウッドはイングランドの陣営として地方の戦場に傭兵として参加し、傭兵家業を生業としてました。
しかし、イングランドの王子との出会いがきっかけで、百年戦争という大きな戦いに巻き込まれていきます。
騎士の時代の終わりの象徴であるイングランドの長弓兵部隊がフランスの重装騎兵を破った「クレシーの戦い」が描かれており、戦場の歴史的な変化を知ることが出来る価値ある歴史マンガです。
12位 東独にいた /宮下暁 既刊5巻
1985年の東西冷戦時代の東ドイツを舞台とした、一人の女性軍人が祖国の為に尽力する姿と、社会主義陣営が支配する国の生活や文化を知ることが「歴史×ミリタリー」漫画です。
主人公で女性軍人のアナベル・フォードールは、東ドイツの特殊部隊に所属し、祖国の秩序を守る模範的な軍人で、反政府組織「フライハイト」を追っています。
ある日、反政府組織「フライハイト」の爆破テロの標的となった軍の建物でアナベルの育ての親が死亡したことで、アナベルは好意を抱いている青年ユキロウ・フジサキが反政府組織のメンバーであることに気が付きます。
11位 チ。―地球の運動について― /魚豊 全8巻
紀元前4世紀から16世紀まで信じられていた「天動説」に対して、地球が動く「地動説」がどのように広まったかを示した歴史漫画作品です。
物語は科学的知見を必要とせず、宇宙や科学に対して興味が無い方にも分かりやすく説明されており、絵は決して上手ではないですが、一言で行って「めちゃくちゃ面白い漫画」です。
面白さを言葉にすると「人が潜在的に持つ知的好奇心に火をつける」作品で、絵で判断せずにとにかく騙されたと思って読んで見ることを強くお勧めします。
10位 ゴールデンカムイ /野田サトル 全31巻
明治37年、日本の北海道（蝦夷地）を舞台にアイヌ文化を全面的に取り上げた歴史漫画です。
主人公の杉元佐一は日露戦争直後の北海道に一攫千金を夢見て砂金の採集をしていたところ、ある囚人がアイヌから金塊を奪い埋蔵金として隠しているとの噂話を耳にします。
始めはただの噂話と思っていたのですが、噂の証拠となるものの一部を目にしたことで事実と確信を持つことになります。
噂を元に探索を続ける杉元はアイヌの少女アシㇼパとの話の中でアシㇼパの父が金塊を奪われて殺されたことを知り、金塊を手に入れるためにアシㇼパの父の仇を討つことを条件に協力を求めます。
9位 ヒストリエ /岩明均 既刊11巻
紀元前4世紀の古代ギリシアを舞台にしたエウメネスが主人公の歴史漫画です。
エウメネスはマケドニア王国であるアレクサンドロス大王（アレキサンダー大王）に仕えた人物で、幼少時代をへてやがて当時の強国のマケドニア王国であるアレクサンドロス大王の書記官として仕えるまでの成長過程と生き様が描かれています。
エウメネスの当時の時代からはかけ離れた独自の思考が大変面白く、生活文化の描写が細かくストーリーの重厚感も素晴らしい作品です。
岩明均のマンガの特徴である「早く続きを読みたい！」という気持ちにしてくれる大変面白いマンガです。
8位 ジゼル・アラン /笠井 スイ 既刊5巻
20世紀前半のヨーロッパのフランス・パリと思われる地域が舞台の歴史漫画です。
資産家の娘で世間知らずのお嬢様であるジゼルは、訳あってアパートの大家をして生活をしているのですが、ある日「何でも屋」を開業することにしました。
ジゼルのアパートの住民で小説家になることを夢みる青年エリックは家賃滞納を理由に「何でも屋」の助手として仕事をすることになります。
物語はジゼルが開業した「何でも屋」で様々な事件に巻き込まれて解決していく内容で、ジゼルの人間的な成長も描かれており、丁寧な描写と当時の文化を楽しめる非常に面白いマンガです。
7位 ヴィンランド・サガ (VINLAND SAGA) /幸村誠 既刊26巻
11世紀初頭のデンマークとイングランドの周辺地域を舞台にした、ヴァイキングたちの生き様を描いた歴史漫画です。
この時代はヴァイキング（海賊）が横行し、国の統治も安定していませんでした。
そんな中、主人公のトルフィンは父親をヴァイキングの一団に目の前で殺され、復讐を近い”親を殺したそのヴァイキングの一団”に加わります。
親の仇であるヴァイキングのボスはトルフィンへの仕事の褒美として”トルフィンとの決闘を受ける”という関係が続きます。
高いストーリー性と人間ドラマが面白く、主人公の成長と心理描写の変化が非常に面白いマンガです。
6位 アサギロ ～浅葱狼～ /ヒラマツ・ミノル 既刊27巻
幕末の日本を舞台にした新撰組の沖田総司が主人公の歴史漫画です。
沖田総司は試衛館の道場に通い、後の新選組の剣士である近藤勇たちと日々剣術の稽古に励みます。
やがて試衛館の剣士達は徳川家持が京都に上がる際に警護の任を受けて、幕府の剣士として京都へ上京して倒幕派や反幕府派と闘う任に就くことになります。
殺陣のシーンの描写も細かく描かれており、剣術の世界の緊張感を感じられる作品で、新撰組の黎明期が語られているので、歴史が好きな人にはたまらない内容です。
5位 イサック /真刈信二、DOUBLE-S 既刊13巻
戦国時代末期の平戸から旅立った一人の侍がヨーロッパで傭兵として戦場に立つ物語です。
主人公の侍の名はイサックといい、恩師である親方の仇討ちと奪われたものを取り戻すためにはるばる日本から海を渡りヨーロッパという未知の土地で三十年戦争期の戦場を駆けます。
イサックは侍でありながら種子島（火縄銃）を巧みに扱い、”侍”というより狙撃と早撃ち得意とする”銃士”です。
侍がヨーロッパの戦場で活躍するという今ままでに無かった切り口の漫画で、今後の展開が非常に気になる作品です。
4位 センゴク シリーズ /宮下英樹 シリーズ合計57巻
「センゴク シリーズ」は複数部構成になっており、「センゴク（全15巻）」「センゴク天正記（全15巻）」「センゴク一統記（全15巻）」「センゴク権兵衛（既刊22巻）」という順になっています。
主人公の仙石権兵衛秀久は稲葉山城の戦いで敗れたのち、織田信長に捕らえられて部下として織田家中に迎え入れられた武将で、大敗からの挽回で武勲を上げた武将として知られ、織田信長や羽柴秀吉など錚々たる戦国時代の名将に仕えて戦場を駆け巡り立身出世しいきます。
徹底した取材をして「リアルな戦国時代を描写した作品」を目指したマンガで、非常に戦場での戦闘描写がリアルで作者のこだわりが感じられる作品です。
3位 キングダム /原泰久 既刊67巻
中国の紀元前2～3世紀の春秋戦国時代を舞台にした大将軍を目指す”信”と後の始皇帝となる秦国の王”政”の活躍を描く歴史漫画です。
戦災孤児である主人公”信”と、幼馴染の”漂”は武功を立てて天下の大将軍になるという夢を抱き秦国に仕官しますが、”漂”は”政”の影武者として命を落とします。
“信”は”政”に怒りをぶつけますが、”漂”の意思を次ぎ大将軍になる為に乱世の春秋戦国時代に身を投じます。
バトル要素が多くて手に汗握るスピード感あふれるストーリー展開で、”信”の立身出世の様も見てて面白くて、大変爽快感のある作品です。
2位 エマ /森薫 全7巻
ヴィクトリア朝時代の1890年代のイギリス・ロンドンを舞台にした歴史漫画で、産業革命による目覚ましい進歩と古き時代の階級社会が入り混じる、歴史的にも面白い時代をマンガで知ることができます。
主人公のエマは幼少の頃に人さらいに遭いロンドンへ連れてこられるのですが、隙をみて逃げ出して生き延びるために仕事を探します。
元家庭教師の老婦人のケリーにメイドとして雇ってもらい、同時に教育を受け、一人で切り盛りするメイドとして成長しました。
ある日、ケリーの元に元教え子で貴族であるウィリアムが訪れるのですが、ウィリアムはそこで出会ったメイドであるエマに一目惚れします。
1位 乙嫁語り /森薫 既刊14巻
この漫画は19世紀後半の中央アジアのカスピ海周辺の地域を舞台にした北方の移牧民の生活を追った歴史マンガです。
当時では行き遅れの年齢である20歳の花嫁アルミと、12歳の花婿であるカルルクの夫婦を中心とした移牧民の生活を描いた物語で、移牧民の文化を知ることが出来ます。
アルミは当初は夫で年下でもあるカルルクに対して被保護者的な対応をしていましたが、部族同士の争いに巻き込まれた際にカルルクの成長に伴い男性としての魅力を感じ始めます。
アルミ以外の乙嫁達も登場して、作中の中で様々な人間関係の物語が展開します。
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最後に
おすすめの漫画作品をジャンル別で紹介したマンガランキングはいかがでしたでしょうか？
最新作から往年の名作までご紹介する作品が多いですが、ランキング上位のマンガはどれも読みごたえがあり、個人的に面白いと思う作品を集めてみました。
興味のあるマンガ作品がありましたら是非チェックしてみてください。
