こんにちはユレオです。
皆さんはミステリー・サスペンスを題材にした映画や小説や漫画といった作品を楽しまれるかと思いますが、しっかりと事件の内容や物語での出来事を想像してストーリーの詳細を追えていますか？
ミステリーやサスペンスを題材にした作品の多くが物語を盛り上げるために、主人公が壮大な事件に挑んだり、多くの登場人物が次々と殺人鬼に殺されていく事件の犯人を、主人公が特定するといったストーリーが人気を集めています。
こうした壮大な謎や殺人鬼を追うミステリー作品は、派手さがりますが日常的な物語ではなく非現実的であるため、想像力を駆使しないと没入感が得られないことがしばしばあります。
本日は想像力を駆使しなくても容易にイメージ出来て、謎解きの講釈が面白くて、納得感があるミステリー漫画をご紹介したいと思います。
タイトル：氷菓
作者 ：原作.米澤穂信 漫画.タスクオーナ作画
連載期間：2012年～
巻数 ：既刊13巻（2022年1月現在）
高校の部活である「古典部」を中心とした日常に起こる些細な出来事を題材に、謎を解き明かす連作短編形式の小説が原作の青春ミステリー漫画です。
この作品は高校生活の中で起こる日常的な内容がミステリーの題材となっており、謎の内容に派手さは無いものの、取るに足らない物事に好奇心を持ち、それを解き明かす件は大変面白く、読者を夢中にさせる作品となっています。
アニメー放送が始まるタイミングでコミカライズされた作品であることから、キャラクターデザインはアニメに準拠した内容で、アニメファンが違和感なく読むことが出来ることや、アニメよりも小説寄りで物語が構成されており、アニメで理解しにくかった内容をより理解できる作品に仕上がっています。
個人的にはアニメ作品を見てから漫画版を読まれる事をおすすめ致します。
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高校生活の中で起こる些細な事件を解く件が面白い漫画「氷菓」のあらすじ
主人公で高校1年生の折木奉太郎は、何事にも積極的に関わろうとしない「省エネ主義」を信条としており、部活動が盛んな神山高校でも部活に入部せずに過ごす予定でしたが、古典部OGの姉からの古典部の存続の為に入部を勧められ、特にやりたいこともないことから入部することを決めます。
同じく一年生の千反田えるは、古典部に「一身上の都合」で入部した為、部の存続が保たれたわけですが、その際に部室に閉じ込められる出来事が起きて、奉太郎がその謎を解き明かします。
奉太郎の思考やひらめきに感服した千反田は、奉太郎に「一身上の都合」で古典部に入部した理由と、幼少の頃に叔父から聞いた古典部の文集「氷菓」に秘められた謎について相談をして解決の為に協力をお願いする事になります。
引用元：氷菓
33年前に古典部に所属していた千反田の叔父は、古典部の文集「氷菓」の名前に秘められた謎を千反田に伝えずに行方不明となっており、千反田は奉太郎の力を借りて「氷菓」の謎を解くために、奔走することになります。
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謎解きの件がわかりやすく納得出来るマンガ「氷菓」の感想
この漫画はKADOKAWAの学園小説で賞を受賞した「〈古典部〉シリーズ」を原作としたミステリー漫画で、2012年にテレビアニメ化して、2017年には実写映画化されるなど、話題のコミカライズ作品です。
小説が原作のコミカライズ作品ではありますが、アニメ化のタイミングで連載が開始された漫画作品なので、多くの点でアニメーション準拠のデザインとなっています。
ただ、内容を読むと「アニメを漫画にした」作品ではなく、「原作小説を漫画にした」作品であるため、アニメを見た方が漫画を読んだとしても楽しめる内容となっており、文字に起こされていることで、より物語がわかりやすくなっています。
引用元：氷菓
学園の中での日常の出来事の謎を解くミステリー漫画であるため、殺人事件や壮大な陰謀を解き明かすようなストーリーの派手さはありませんが、しっかりと練られたストーリーと、謎解きの講釈が面白く、時間を忘れて夢中で読めるおすすめのミステリー漫画と言えます。
●見やすい絵でテンポ良く読める漫画
●アニメを見た後に読むとより詳しく理解できる作品
小説版はこちらです。
「タスクオーナ」の他の作品のご紹介
タスクオーナは小説の挿絵やゲームキャラクターのデザインなどを手掛ける漫画家で、作画が大変丁重で、男性でも女性でも受けが良く読みやすい絵が特徴です。
漫画作品はアニメやゲームを原作としたものが有名で、原作を忠実に再現した遜色の無い絵が魅力的で、原作ファンやアニメファンを取り込むのがうまくて、コミカライズ作品に強い漫画家と言えます。
「タスクオーナの有名作品一覧」
Fate/stay night [Heaven’s Feel]
氷菓
神太刀女
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