こんにちはユレオです。
世の中には様々なファンタジーを題材にした漫画や小説、映画がありますが、西洋の世界観をベースとしたドラゴンやオークといった空想上の生き物が登場し剣や魔法で戦うといった冒険ものの作品が多くを占めます。
しかしファンタジー(fantasy)の定義は、超自然的で幻想的であり、空想的な事象を指すもので、そうしたものが物語のテーマとなっているのであれば、ファンタジー作品に含まれ、今では広く解釈されるようになりました。
ファンタジーは元は小説等の文学のジャンルでしたが、コンテンツの広がりから現在は漫画や映画、そしてゲームなどで数多くファンタジーを題材とした作品が存在します。
本日ご紹介する漫画は、超自然的で幻想的であり、空想的な事象をベースとしたお話で怪異たちの知恵の神となった少女と、未来をつかむ力と不死身の肉体を持つ青年のSFファンタジー×ミステリー・サスペンス漫画です。
タイトル:虚構推理
作者 :原作.城平京 漫画.片瀬茶柴
連載期間:2015年~
巻数 :既刊18巻(2022年12月現在)
「人魚」「河童」「くだん」などの様々な怪異が登場し、ファンタジー色の強いミステリー漫画ですが、「くだん」という怪異が絡むことで、”推理を行い理屈をでっちあげて証明する”ことで”確定していない未来を確定させる”というSF要素が加わった、新しいタイプのミステリー・サスペンス作品です。
怪異により引き起こされた事件の事実を知り、推理をすることで別の理屈をでっち上げて、その理屈を疑いのない形で証明することにより未来を確定させるという不思議な物語で、作中の言葉遊びを楽しむ展開をみせます。
絵が非常に見やすく、キャラクターに魅力がある作品で、それぞれのキャラクターの個性をしっかりと表現されています。
怪異による事件や問題を解決していくというスタイルで話が進んでいくのですが、原作が小説ということもあり、テンポはあまり良いとは言えず、ゆっくりと時間を掛けて読むタイプの漫画です。
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くだんと人魚の肉を食べた青年と知恵の神になった少女の物語、漫画「虚構推理」のあらすじ
主人公で大学生の岩永琴子は11歳の頃に神隠しに遭い、右眼と左足の膝から下を失うことで、怪異たちの知恵の神になります。
琴子はこの神隠しがきっかけで、怪異たちのトラブルの仲裁・解決する役割を果たすようになり、人間と怪異の中間に位置する存在になります。
もう一人の主人公である桜川九郎は、幼少の頃に「くだん」と「人魚」の肉を食べさせられたため、”未来をつかむ力”と”不死身の体”を持つことになりました。
九郎はこの力により怪異からは規格外の混ざりもの化け物と恐れられるようになり、偶然にも「河童」と遭遇した際に、河童が九郎を見て恐れおののく姿を見た九郎の婚約者は九郎の元を去ってしまいます。
琴子は17歳の時に九郎に出会い一目ぼれし、2年間で片思いを続けていましたが、婚約者と別れたことを知って告白し、また自身が知恵の神であり九郎の肉体の秘密を知っていることを伝えます。
その後二人は交際するようになり、琴子は知恵の神として世間を騒がせて都市伝説として語られるアイドルの亡霊・鋼人七瀬を消滅させるために、九郎と共に鋼人七瀬が消滅する未来をつかむための欺瞞に満ちた虚構の推理を展開します。
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ミステリー・サスペンス作品としても大変面白い魅力のマンガ「虚構推理」の感想
このマンガは城平京の小説が原作で片瀬茶柴がマンガを担当しており、ストーリーが大変重厚です。
「人魚」「河童」「くだん」など、様々な怪異が登場し、ファンタジー色が強いですが、しっかりとした推理と考察が行われ、鋼人七瀬と呼ばれる都市伝説が生み出した亡霊を退治する物語がベースとなり、その後はショートショートの様々な怪異にまつわる事件を解決していく物語展開となります。
絵が大変丁寧に描かれ、その都度しっかりとした説明が加わり、またキャラクターの個性を引き出す細かな描写など、漫画作品として大変完成度が高いです。
鋼人七瀬のお話は小説のペースで漫画を描いているのか、物語の展開がかなりゆっくりで、漫画を読んでいるのに小説を読んでいるようなペース配分で不思議な感覚になります。
キャラクター設定が魅力的で台詞では語らない描写がところどころにあり、何度も読み返すことで気が付ける点があるなど、繰り返し楽しめる漫画作品です。
●ファンタジーを土台としたミステリー・サスペンス作品
●絵が読みやすくキャラクターの個性が光る
アニメ版はこちらです。
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