ミステリー・サスペンス漫画

漫画「テスラノート」の感想・レビュー!発明家の遺品をめぐるスパイ漫画が面白い

こんにちはユレオです。

世の中のコンテンツ作品が市場で展開して広まっていくには、メディアに「上流」と「下流」が存在し、一般的には小説や漫画は「上流」で、アニメは「下流」となっています。

これは、小説を原作とした作品が人気になって漫画化した後に、アニメ化するという流れを見ればお判りだと思います。

ただ、昨今はアニメ業界のコンテンツ不足から、「下流」であるアニメから先にスタートして、「上流」に逆展開する作品も見受けられるようになりました。

本日ご紹介する漫画はアニメの脚本が原作となっている漫画作品で、発明家の遺産をめぐるスパイアクションが売りの作品です。


タイトル:テスラノート
作者  :原作.西田征史 久保忠佳 漫画.三宮宏太
連載期間:2021年~
巻数  :既刊6巻(2022年4月)

天才科学者ニコラ・テスラの発明の記録が収まった水晶「テスラの欠片」をめぐり、各国の諜報機関が争奪戦を繰り広げる「SFミステリー×スパイアクション」漫画です。

この作品はアニメ放送が前提とした作品であることから、コンテンツ自体がアニメをターゲットとした構成になっており、漫画作品として読んだ時に物語の展開が非常に早く感じる事や、アニメ特有の脚本/演出が入ってくるなど若干の違和感があることで、評価が分かれる作品だと思います。

ただ、アニメファンからは漫画作品への導入ハードルが低く、「アニメ」から「漫画」への逆展開を意識した作品となっており、コンテンツ業界における珍しい取り組みであることから、作品の反響次第では今後のコンテンツ業界の販売戦略に影響する作品となっています。

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スパイアクション漫画「テスラノート」のあらすじ

主人公で女子高生の根来牡丹(ねごろ ぼたん)は幼少頃より根来忍者の末裔でもある祖父より最高の諜報員に成るべく英才教育を受けて育てられていました。

ある日、ノルウェーで走行中の列車が空間転移する事件が起きたことをきっかけに、牡丹は日本の諜報機関である”日本安全振興株式会社”の仲間と共に、天才科学者ニコラ・テスラの発明の記録が収まった水晶「テスラの欠片」を回収する任務に召集されます。

「テスラの欠片」にはニコラ・テスラの開発の記録がおさまっており、ニコラ・テスラは当時の技術力では自身の発明を扱う事ができないと判断し、技術を未来へ残す為に発明品ごとにわけた水晶を、100年後まで利用できないようにロックを施します。


引用元:テスラノート

しかし、二コラ・テスラは技術を狙う組織に追われたことから、水晶を世界各国にバラまいて隠し、日本の諜報員として活動していた牡丹の祖父である根来甚吾に水晶が暴走した際は速やかに回収するように依頼します。

それから時がめぐり、ノルウェーで起きた列車が空間転移する事件が「テスラの欠片」が関与していることから、テスラの技術を手にしたい各国の思惑で、「テスラの欠片」をめぐる争奪戦が繰り広げることとなります。

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アニメ脚本が原作のマンガ「テスラノート」の感想

この漫画は実在の人物で「天才肌の発明家」として知られるニコラ・テスラを題材にした物語となっており、人気アニメ「TIGER & BUNNY」の構成・脚本の人が原作となっている漫画作品です。

原作である脚本が、初めからアニメ作品を主眼とした作品であることから、漫画はアニメの宣伝的な位置づけとなっており、漫画連載が始まってすぐにアニメ放送が始まりました。

アニメの脚本が原作となっていることから、漫画としては展開が非常に早くて、若干の違和感を覚えますが、シリアスな展開の中でもコミカルな要素を挟んでくるなど、緩急を付けた構成となっています。


引用元:テスラノート

ただ、世界の諜報機関や諜報員(スパイ)をテーマにした作品としてはリアリティが乏しくて、主人公と主人公を取り巻く仲間のグダグダな展開が時折挟まることで、本格的なスパイアクションを求めている読者には肩透かしを喰らう作品と言えます。

絵やキャラクターデザインは万人受けしやすい今風のものとなっており、キャラクターの喜怒哀楽もしっかりと描けている事から手に取りやすい作品で、アニメファンにもおすすめ出来る漫画となっています。

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「三宮宏太」の他の作品のご紹介

三宮宏太の作品は今風の絵柄で人種を問わず幅広くキャラクターを描き分けており、一般受けしやすい絵柄が特徴となっています。

これまでに発表したマンガ作品は原作者が別で作画を担当するスタイルであるため、漫画家としての才能は未知数ですが、物語を丁寧に絵で表現をしており、今後が楽しみな作家の一人です。

「三宮宏太の有名作品一覧」
テスラノート
青春相関図

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