ファンタジー漫画

漫画「現実主義勇者の王国再建記」の感想!政治や経済が主体の異世界召喚漫画が面白い

こんにちはユレオです。

皆さんは政治学や経済学に興味はありますか?こうした深い学問は中学や高校では学ぶことはなく、大学で「政治学部」や「経済学部」に進まないと学べないかと思います。

ただ、多くの方が現在の政治や経済による恩恵を受けており、法律がしっかりと施行されて、税収によりインフラが整備されて経済が回っている中で安定した生活を送れています。

そうした政治や経済というのはかなり身近なものなのに、実感としてはあまり身近にあるように感じません。

それはそうしたことが「当たり前」と感じているからで、日本人の多くは安定した政治や経済が無い状況を想像できていないからだと思います。

本日ご紹介する漫画は政治や経済をテーマにした漫画ですが、物語の主体はファンタジーという一風変わった異世界本格内政ファンタジー漫画です。

タイトル:現実主義勇者の王国再建記
作者  :原作.どぜう丸 漫画.上田悟司
連載期間:2018年~
巻数  :既刊9巻(2022年12月現在)

異世界に勇者として召喚された青年が、召喚の儀式を行った王国の状況を把握して、勇者として活躍するのではなくて王政を掌握して富国強兵策を行い王国を再建するという一風変わった異世界召喚漫画です。

ファンタジーを主体とした物語なのですが、政治や経済に着眼した物語展開をみせる為、普通のありふれた異世界召喚漫画と思って読むと肩透かしを食らいます。

ただ、政治や経済の内容は表面を軽く触れる程度で深堀はしておらず、「なるほど!そういうことで経済は回っているんだ!」というようなことを知ることが出来るので、政治学や経済学に興味が湧くような構成になっています。

物語の冒頭では異世界召喚漫画でありがちなご都合主義な物語展開をみせますが、読んでいて「なるほど!」という発見が多々ある面白い漫画です。

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異色の異世界本格内政ファンタジー漫画「現実主義勇者の王国再建記」のあらすじ

主人公の相馬一也は両親を早くに無くして祖父母に育てられましたが、その祖父母も他界して孤独の身でした。

ある日突然、異世界に勇者として召喚されて、召喚を行った国が未曽有の危機であることを知るわけですが、その問題の多くが魔族との戦争により疲弊した経済状況であったり、国としての政策が歪なものであることに気が付きます。


引用元:現実主義勇者の王国再建記

勇者として活躍するよりも、王国の再建を行う方がより多くの人を救えると考えた一也は、現代日本での知識を活かし富国強兵策を提案します。

王は一也の提案に驚きつつも、その内容にしっかりと耳を傾けて提案内容に納得し、速やかに実行するために一也に王位を譲り、一也は一国の王となり王国を再建に導きます。

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政治学や経済学や興味が湧くマンガ「現実主義勇者の王国再建記」の感想

この漫画は最近流行りである異世界召喚を題材にした漫画ですが、内容は剣と魔法のファンタジーを主体としたお話ではなく、政治を改め国を豊かにすることで多くの人々を救おうとするお話しです。

その為か、この漫画における「勇者」の扱いは他の作品とは異なり、”時代の変革を導く者”と定義されており、”魔王を倒す者”ではありません。

一也は国王より譲位されたことで、権力を握り、財政難となった王政を、現在日本で学んだ知識を使って改革を行います。


引用元:現実主義勇者の王国再建記

多くのファンタジー漫画とは異なり、政治や経済の内容がふんだんに盛り込まれた内容である為、一見難しくは感じますが、深堀せずに説明するにとどめているのですらすらと読むことが出来ます。

政治や経済を主体とした物語が好きな方や、一風変わった漫画を読みたいという方にはおすすめの異世界本格内政ファンタジー漫画です。

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「上田悟司」の他の作品のご紹介

上田悟司は原作者と組んで漫画を描かれている作品が多い作家で、これまで多くの作品を執筆しています。

絵の線が太くて迫力があり、最近の漫画作品の中ではかなり特徴的な集中線を描く漫画家で、記憶に残る絵柄が特徴的です。

「上田悟司の有名作品一覧」
デーモン72
現実主義勇者の王国再建記

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