SF漫画

名作SF漫画「地底旅行」の感想|150年近く人々を楽しませるSF冒険物語

こんにちはユレオです。

これまで何度か漫画のご紹介でお話しているかと思うのですが、ユレオはSFが好きで
SFの漫画や映画や小説は好んで観ています。

SFは「サイエンス・フィクション(Science Fiction)」の略語で、フランスの小説家であるジュール・ガブリエル・ヴェルヌが開祖と知られ、SFの父とも呼ばれています。

ジュール・ガブリエル・ヴェルヌの代表作品には以下のようなものがあります。

・月世界旅行
・海底二万里
・八十日間世界一周
・地底旅行
・十五少年漂流記

こうしてみると一度は見聞きしたものが多いのではないでしょうか。

このように紹介していて恐縮ですが、ユレオはジュール・ガブリエル・ヴェルヌの小説は読んだことはありません。

興味はあったものの、「読む」という決定的な機会がなく今日に至ります。

そんな折、本屋で気になるタイトルを見つけました。


タイトル:地底旅行
作者  :原作.ジュール・ヴェルヌ 漫画.倉薗紀彦
連載期間:2015年~2017年
巻数  :全4巻

これはジュール・ガブリエル・ヴェルヌの小説「地底旅行」をコミカライズした作品です。

地底旅行を漫画で読めるとは思わなかったので、思わず購入しました。

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あらすじ

舞台は19世紀のドイツ。

主人公のアクセルは伯父のリーデンブロック教授のもとで助手をしていました。

リーデンブロックは鉱物学の学者として有名でしたが、同時に変わった人物としても有名で、アクセルはリーデンブロックの研究に振り回されていました。

ある日リーデンブロックは古書を手に入れます。

この古書には16世紀の錬金術師が書き残したルーン文字が記された暗号文のメモが挟んであり、この暗号を解読したところ内容は驚くべきもので、「スネッフェルス山にある火口の中を降りていけば、地球の中心に到達できる」と言うものでした。

アクセルはこの解読した内容を信じることが出来ずにいましたが、好奇心が抑えきれないリーデンブロックは、すぐに出発することを決めてアクセルと共にスネッフェルス山があるアイスランドへと向かいます。

アイスランドに着いたリーデンブロックとアクセルは現地の猟師であるハンスを雇い、スネッフェルス山に案内してもらい、噴火口から地球の内部への入り口を見つけることになります。

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見どころ

「地底探検」は約150年前の小説ですが過去何度か映画化されており、有名な「センター・オブ・ジ・アース」も「地底探検」が原作となっています。

また、「センター・オブ・ジ・アース」はディズニーランドのアトラクションとしても有名で、多くの方が「地底探検」の世界観を何らかの形でご覧になっているかと思います。

古典SFとして時代を超えて良さが伝わる冒険物語で長年支持されている作品です。

この物語は主人公のアクセルの視点で進みます。

少しネタバレになりますが、地球内部に入ることに成功したアクセル達は洞窟や縦穴を進み続け、不安を感じつつ引き返したいアクセルと、好奇心と探究心の塊のリーデンブロック教授、冷静で屈強な猟師であるハンスの3人が協力しながらいつ終わるともしれない暗闇の空間を突き進んでいきます。

そして暗闇を進む事数十日、ついに大空洞にたどり着きます。

そこはオーロラのような電気現象で照らされた大空洞で、雲があり海が広がる不思議な空間でまるで地上のようでした。

アクセル達はいかだを作りその海を渡ろうとしますが、海には巨大な生き物が住んでおり、いかだ襲われそうになったり嵐に巻き込まれるなど前途多難な冒険が続きます。

「アクセル達は地球の中心までたどり着けることが出来るのか、そして地球の中心には何があるのか。」

物語の展開が面白く次々と想像を超える出来事が起きるので、読んでいてわくわく感が止まりません。

長年の間SFのコンテンツとして支持されてきた内容でとにかく面白く、ユレオは漫画を完結まで読み終わってから小説版を読もうと考えています。

漫画の絵柄は骨太で非常に硬派で迫力があり、緻密に描きこまれた描写はまさに「地底探検」という古典SFの作風にぴったりで、週末の一気読みにはお勧めです。

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