ファンタジー漫画

漫画「太陽と月の鋼」の感想・レビュー!陰陽師との戦いを描いた歴史ファンタジー漫画が面白い

こんにちはユレオです。

一昔前はテレビの「時代劇」は定番のコンテンツでしたが、昨今は製作費がかさむという理由から次第に制作されなくなり、江戸時代や武士の生活を知る機会が減りつつあります。

ただ、漫画作品においては、一定数「江戸時代」や「武士」を題材とした作品が作られていることから、江戸の文化や武士の生活を知ることができる、ある意味「時代劇」に代わる有望なコンテンツと置き換わってきています。

本日ご紹介する漫画は、江戸時代後期の天保年間を舞台とする、不思議な力を持つ下級武士と、その武士の元に嫁いできた謎の嫁を描いた不思議な物語の作品です。


タイトル:太陽と月の鋼
作者  :松浦 だるま
連載期間:2020年~
巻数  :既刊4巻(2022年5月)

刃物を含めてあらゆる金属に触れることが出来ない不思議な力を持つ下級武士の元に、突然嫁いできた異様に美しい嫁と、その後に現れる”呪”の力を持つ陰陽師達との争いを描いた「歴史×ファンタジー×ミステリー」漫画です。

この作品は陰陽師が登場することから、ファンタジー要素のある作品となっていますが、江戸時代の庶民の生活や、幕府の財政難による下級武士の困窮した生活など、江戸時代後期の天保年間の生活を描いた歴史物語の要素も含まれます。

絵柄は特徴的でありながら読みやすく、特にカラーページは息をのむ美しさがあり、単行本の扉絵は目を見張るものがあります。

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江戸文化を描いた面白い漫画「太陽と月の鋼」のあらすじ

主人公で下級武士の竜土鋼之助は4年前まで江戸市中の警備である大番勤務に就いていましたが、武士でありながら「刃が怖い」という理由でお役御免となり、食うにも困る困窮した生活を送っていました。

鋼之助はあらゆる金属にふれることが出来ない特異体質の持ち主で、武家の長男として生まれ、幼少のことから立派な武士になるために努力をしてきましたが、あらゆる金属が触れる前に捻じ曲がる原因不明の力が仇となり、母親が暴漢に斬られた際に助けることが出来ず、「自分が刀を握れたら母を助けることができた」と、後悔の念を抱きながら生きながらえていました。


引用元:太陽と月の鋼

ある日、鋼之助は「刀が怖い」ことを馬鹿にしてきた武士たちと争いになり、一方的にやられて川に討ち捨てられ、沈みゆく中で死を覚悟しますが、意識を取り戻すと自宅に戻っていました。

わけが分からず思考を巡らせていたところ、見知らぬ老人が訪ねてきて、鋼之助に縁談の書面と支度金100両を手渡します。

突然の訪問者と不可解な縁談に混乱する鋼之助でしたが、明日もわからぬ貧しさに結婚を承諾し、鋼之助の元に異様なほど美しい娘、月が嫁いできます。

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不思議な謎が魅力のマンガ「太陽と月の鋼」の感想

この漫画は物語の舞台が江戸時代の後期となっており、下級武士は生活に困窮することも珍しくない時代で、その時代の文化の特徴や、江戸で暮らす民の様子などがしっかりと描かれています。

主人公である鋼之助は幼少の頃より、あらゆる金属に触れることが出来ない不思議な力を持っており、なぜそのような力を持っているのかは明らかにならないまま、武士として奉公していたところ、突然降って湧いてきた不可思議な縁談で嫁、月を迎え入れます。

ただ、その嫁も正体がわからぬ謎の存在で、鋼之助は当初は訝しみながらも様子を見ていましたが、献身的にかいがいしく鋼之助に仕える姿に、やがて打ち解けていきます。

しかし、月を連れ戻そうとする陰陽師との争いになり、月は攫われることとなり、鋼之助は月を連れ戻すために人知を超えた力を持つ者たちとの争いを選びます。


引用元:太陽と月の鋼

鋼之助の持つ不可思議な力と、なぜ鋼之助の元に異様なほど美しい娘が嫁いできたかなどの謎が次第に明らかになっていくミステリー要素もある作品となっています。

絵柄が特徴的で読みやすく、キャラクターの喜怒哀楽もしっかりと描かれており、表紙などのカラーページが特別魅力的で、今後の展開が気になる漫画作品です。

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「松浦だるま」の他の作品のご紹介

松浦だるまの作品は絵柄が特徴的でありつつも、キャラクターの心情などがしっかりと描かれた作品で、カラーページは息をのむ美しさがあります。

漫画のタイトルが非常に特徴的なものとなっており、タイトル名から物語の舞台や内容が読み取れないことから、読んでみなければ魅力が伝わらず、個人的には少々もったいないと感じている作家です。

「松浦だるまの有名作品一覧」

太陽と月の鋼

いまかこ

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