ファンタジー漫画

漫画「魔導の系譜」の感想・レビュー!魔法や魔導士の世界設定が面白いファンタジー漫画

こんにちはユレオです。

かつてヨーロッパでは「魔女狩り」というものがあり、ヨーロッパ中世末の15世紀頃に始まり、17世紀にかけて、悪魔と契約してキリスト教社会の破壊を企む背教者という「魔女」の概念が生まれて魔女裁判などが行われました。

そうした宗教上の概念から生まれた魔女という下賤な身分により、15世紀から18世紀までに全ヨーロッパで推定4万人から6万人が処刑されたと言われています。

本日ご紹介する漫画は、魔法使いである魔導士が下賤な身分として扱われる世界で、力を持たない魔導士の指導者と、強大な力を持つ弟子関係を描いたファンタジー漫画です。


タイトル:魔導の系譜
作者  :原作.佐藤さくら 漫画.イヌヅカヒロ
連載期間:2020年~
巻数  :既刊5巻(2022年8月)

魔法を使う魔導士が下賤な身分であり、不浄なものと虐げられる国を舞台とした、三流魔導士の指導者と、魔導士として強大な力を持つが扱えずにいる少年を描いたファンタジー漫画です。

この作品は原作が小説のコミカライズ作品で、魔法や魔法を扱う魔導士の設定、その他世界を取り巻く情勢などがしっかりと描かれた作品で、近年のよく見る、ご都合主義的な「異世界転生もの」や「異世界召喚もの」とは異なる、芯の通った硬派なファンタジー作品となっています。

作画担当のイヌヅカヒロは、これまで有名な漫画作品が無いものの、絵が大変上手で読みやすく、また喜怒哀楽をしっかりと表現しており、漫画として今後が楽しみな作品でもあります。

おすすめ漫画ランキング291作!感想/レビュー付きで絶対面白いマンガが見つかる【2024年版】 ■291作品を掲載!(2023年11月18日更新) 当ブログではこれまで様々な漫画の感想を書いてきましたが、その際にジャン...

●スポンサーリンク


魔法の扱いが独特で面白い漫画「魔導の系譜」のあらすじ

レオン・ヴァーデンは魔導士を育成する私塾の指導者として弟子に指導を行っていますが、レオンは魔法を操る技術は長けているものの、魔導士としては力は弱く、三流以下の力しか持っていたないことから、ギルドや砦の魔導士として必要とされずにいました。

レオンが住む国”ラバルタ”は、魔法を使う魔導士が下賤な身分であり、不浄なものとして扱われており、「魔」をコントロールできることを証明して魔導士として認められて、初めて人として生きていくことができます。

ある日、砦の魔導士として活躍している弟子のダリエシがレオンの元を尋ね、相談を持ちかけるのですが、その内容は、ゼクスという少年を内弟子にとってほしいというものでした。

ゼクスは戦災孤児で、とてつもない魔導士としての才能があるものの、魔導の教育を拒絶して魔力の暴走を繰り返しており、育成は無理ということで処分を待つ状況でした。

ダリエシは、かつてレオンに受けた指導により、魔法を扱う「操魔」を学び、一流の魔導士に成長出来たことを重ねて、レオンにゼクスを救ってほしいと嘆願しに来たわけです。


引用元:魔導の系譜

レオンはダニエルの願いを聞き入れ、ゼクスを内弟子にしますが、万が一、ゼクスの魔力が暴走して村人を巻き込んでしまった場合、ただでさえ下賤な身分として虐げられているレオン自身が危うい状況になります。

レオンは、ゼクスの行動がきっかけで、村人からの迫害や憎悪が自身に向くことを恐れる中、内弟子との共同生活が始まります。

スポンサーリンク

ファンタジー世界観が面白いマンガ「魔導の系譜 」の感想

この漫画は魔法が使える魔導士が下賤でもので虐げられる存在という世界観となっており、魔法を扱うファンタジー漫画としては珍しい設定となっています。

魔法は力が強くて役立つことから、魔力をコントロールできるようになると、ギルドや砦の魔導士として、治安維持などの仕事に就くことができるのですが、魔導士としての力が弱かったり、魔法をしっかりとコントロール出来なければ、人として受け入れられません。

魔法に対する世界観や設定が良く練れた作品で、主人公たち魔導士を取り巻く環境や、魔法がどのように見られているかなど、よくある「剣と魔法もののファンタジー」の世界観とは少し違った雰囲気があります。


引用元:魔導の系譜

原作が小説で、本作はコミカライズ作品になることから、世界観や主人公を取り巻く環境などが細かく描かれているのですが、物語のテンポが漫画としては遅く、1巻ではプロローグ程度の内容となっており、今後ゼクスがどのように成長して、この世界にかかわりを持つようになりのか、物語の顛末が楽しみな作品となっています。

【まとめ買い】 魔導の系譜  [Kindle版]

小説版はこちらです。

スポンサーリンク


スポンサーリンク

●スポンサーリンク


無料で漫画が読めるサービスをご紹介

◆毎月15冊まで無料でもらえる「タダ本」

『タダ本』は現物の漫画や書籍が無料でもらえる業界初のサブスクリプションサービスです。

年会費5,800円が必要ですが、対象商品20万冊以上の中から毎月15冊まで選べるので、年間最大19,800円分の漫画や書籍がもらえます。

電子書籍では読みづらいと感じている方や現物の本でコレクションしたいと考えている方には最高のサブスクリプションサービスです。

◆無料本常時2000冊以上!「Amebaマンガ」

Amebaマンガは、ブログで有名な「Ameba」が運営する日本最大級の電子コミックサービスです。

新規会員登録(無料)を行う事でポイントが付与されたり、定期的に半額のクーポンが配布されるなど大手ならではのサービスが魅力です。

常に無料本常時2000冊以上公開されており、200社以上の出版社作品が読めることや、購入をするたびに支払い金額の1%~のポイント還元といったサービスを行っています。

◆最大級の品ぞろえ「eBookJapan(イーブックジャパン)」

ヤフージャパンが運営する、「eBookJapan」は漫画を無料で読むことが出来る電子書籍サービスです。

コミックの品揃えが世界最大級の電子書店で、60万冊近い本を配信中しています。最新の漫画から往年の名作まで幅広く扱い、毎週更新で20万ページ以上の漫画が無料読み放題!というサービスが目を引きます。


この「最強無料まんが」は定期的に入れ替わるようですが、今話題の面白い作品が9000作品以上揃っており、eBookJapanへの登録が不要ですぐに読めることが出来るというのもポイントが高いです。

◆試し読みが充実している「まんが王国」

まんが王国は少年漫画・少女漫画・青年漫画・女性漫画など、幅広い漫画を取りそろえた電子書籍サイトです。

無料で読める漫画が3000作品以上と、電子書籍サイトとして急成長しており、日替わりで人気漫画が1巻無料で読めたり、3巻以上が無料で読める作品などもあり、多くの電子書籍サイトに比べると試し読み出来るページ数が多いのが特徴です。


まんが王国に会員登録すると試し読み出来るページ数が増えたり、無料で読めるようになる漫画がふえるといったサービスもあり、気になる漫画があるが一度試し読みしてみたいという方にはおすすめの電子書籍サイトです。

◆還元セールが魅力の「DMMブックス」

DMMブックスは国内最大級の品揃えが売りの電子書籍サイトで、人気の最新作から名作の絶版本まで、非常に幅広いラインナップが特徴です。

DMMブックスは、様々なインターネット事業を手がける「合同会社DMM.com」が運営する電子書籍ストアで、「50%ポイント還元」を行う還元セールがあるなど、非常にお得な電子書籍サイトです。


買ってすぐにポイントが付くので続きを購入するにも使用できますし、ポイントで買った漫画にもポイントが付くという非常にお得な電子書籍サイトです。

スポンサーリンク