こんにちはユレオです。
ここ十数年で一番発展した機械はパソコンであり、個人のツールとして広く普及し、「コンピューターゲーム」という新しいゲームジャンルを生み出しました。
「コンピューターゲーム」は様々なゲームジャンルが存在しますが、そうしたジャンルの一つに「街づくり」をテーマにしたシミュレーションゲームがあり、多くのタイトルが存在します。
本日ご紹介する漫画は、引きこもりの青年が「村を発展させるゲーム」のテストプレイヤーに選ばれたことにより、ゲームのNPC(ノン・プレイヤー・キャラ)に感化されて現実世界が好転していく不思議な物語となっています。
タイトル:村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない
作者 :原作.昼熊 漫画.森田 和彦
連載期間:2020年~2023年
巻数 :全6巻
10年来ニートとして引きこもり生活を続けていた青年が、差出人不明の村を発展させるゲームのテストプレイヤーに選ばれたことで、ゲーム内の村の発展を通して人として成長していく「SF×ミステリー」漫画です。
この作品は、タイトルからゲームの世界に入り込む「異世界転生モノ」かと思いますが、「村づくり」をするゲームのプレイヤーとして、現実世界の日常を描いた一風変わった内容となっています。
ただ、ゲームの中でNPCが行ったことが、現実に反映されるという不思議な展開があり、漫画のジャンルとしてしっくりとあてはまるものが無く、あえて言えば「SF×ミステリー」に含まれる作品かと思います。
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設定が面白いマンガ「村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない」のあらすじ
主人公の良夫(よしお)は、大学を卒業後はそのまま就職して社会人になり、順風満帆の人生を送ると考えていましたが、就職活動に失敗したことをきっかけに自宅に引きこもるようになり、10年余りニートの生活を送っていました。
ある日、良夫の元に差出人不明の小包が届き、開封したところ中身は『命運の村』という未発表タイトルのゲームソフトでした。
良夫は趣味で応募している懸賞に当選して、未発表ゲームのテストプレイヤーに選ばれたと考え、ダウンロードをしてプレイを始めたところ、実写と見紛うような美麗なグラフィックのゲームが始まります。
『命運の村』は、1日1回だけゲーム内で「神託」という形でNPC(ノン・プレイヤー・キャラクター)である村人に指示を出せる仕組となっており、神様として村人に神託を与えて村を発展さえて繁栄に導くゲームでした。
ゲームの中の村人は、まるで現実に生きているかのように振る舞い、良夫の指示に従い、モンスターといった外敵から身を守り、村を発展させていきます。
実写と見紛うような美麗なグラフィックと、まるで生きているかのように振る舞うNPCの村人がいる『命運の村』というゲームにハマった良夫は、村をより発展させる為には課金が必要になったことから、ニート生活10年目にしてお金を稼ぐ為にアルバイトを始めることになります。
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「村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない」の感想
この漫画は村を発展させるシミュレーションゲームを通して、プレイヤーである青年が成長していく様を描いた、かなり珍しいストーリー構成となっています。
最近流行りの「異世界転生もの」では、ゲームの世界に紛れ込んでしまう作品が多数存在しますが、この漫画では、現実世界とゲームの中の世界はきっちりと線引きがされており、主人公は「村を導く神様」として、1日1回NPCに神託を与えることしか出来ません。
しかし、村が発展して、村人が神へのお供えをするようになると、そのお供え物が良夫の自宅に宅配便として届けられるようになり、ゲームの世界の出来事が現実に影響するようになります。
『命運の村』は最近のゲームシステムと同じように「課金システム」があり、村をより効率良く発展させるためには課金が必要があることから、引きこもりだった主人公は家族との対話を持つようになり、仕事を探して収入を得るためにアルバイトを始めます。
タイトルから、最近よく目にする「ゲームの世界に転生して活躍する」物語と思っていましたが、現実とゲームの世界の線引きが非常にうまく、引きこもっていた主人公が家族との絆と、社会とのつながりを得て自立していく面白い物語展開で、人にお勧めしやすい漫画と言えます。
●ゲームを通して引きこもりの青年が社会との関係を取り戻し成長する物語。
●これまでにない珍しい漫画を求めている方にはお勧めの作品。
小説版はこちらになります。
「森田和彦」の他の作品のご紹介
森田和彦は原作者が別で作画を担当する作品が多く、これまで発表されている作品はどれも原作者が別におられます。
絵は今風とは言えませんが、古臭いわけでもなく、人物だけでなく背景も細部までしっかりと描かれており、今後に期待が持てる漫画家と言えます。
「森田和彦の有名作品一覧」
ネメシスコール
村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない
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