こんにちはユレオです。
世には異世界ファンタジー物のラノベや漫画というものがあふれていますが、そういった作品の多くがご都合主義的な内容で、悲観的な話ではなく最後には成功を収めるという流れの物語展開になっています。
そういったお話が悪いというわけではなく楽しくて面白い作品はありますが、今日はそういった作品と一線を画す異世界ファンタジー漫画を今日はご紹介したいと思います。
タイトル:皇国の守護者
作者 :原作.佐藤大輔 漫画.伊藤悠
連載期間:2004年~2007年
巻数 :全5巻
この「皇国の守護者」は漫画よりも小説が有名なので目にしたことがある方が多いのではないでしょうか。
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「皇国の守護者」のあらすじ
この漫画は人と龍が共存する架空世界を舞台とする戦記漫画です。
ある日、小さな島国の皇国に帝国軍艦隊が来襲し侵略が行われ、帝国との戦争が勃発します。
主人公の新城直衛は陸軍独立捜索剣虎兵として配属され国土防衛の為、北領の戦場に赴きます。
「剣虎兵」とはサーベルタイガーの容姿を持つ巨大な虎を引きいる部隊で主な任務は索敵でした。
皇国軍は最初の会戦で兵士の数では優勢であったにも関わらず大惨敗を機した為、北領を放棄して全軍の撤退を決定します。
新城直衛は「剣虎兵」部隊の大隊長が戦死したため、野戦昇進してり大隊を掌握することになり、皇国軍の北領からの撤退を成功させるための決死隊としてわずかな部隊を率いて皇国軍のしんがりを指揮することになります。
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「皇国の守護者」の見どころ
この漫画の見どころというか物語の大半は熾烈を極める撤退戦になります。
敗戦が決まった戦場で指揮官となった新城直衛の任務は兵827人と剣牙虎85頭で帝国軍40000人を10日間足止めをすることでした。
十中八九は戦死するであろう絶望的な状況で、戦場の緊張感と戦略の駆け引きが非常に細かく描かれています。
新城直衛は戦況を打開するために焦土化作戦(*)を行ったり、撤退時に井戸に毒を入れるなど、迫りくる帝国軍に対して考えられるあらゆる方法を使って進軍を遅らせようとします。
「焦土作戦」
焦土作戦(しょうどさくせん)とは、戦争等において、防御側が、攻撃側に奪われる地域の利用価値のある建物・施設や食料を焼き払い、その地の生活に不可欠なインフラストラクチャーの利用価値をなくして攻撃側に利便性を残さない、つまり自国領土に侵攻する敵軍に食料・燃料の補給・休養等の現地調達を不可能とする戦術及び戦略の一種である。
引用元:焦土作戦 – Wikipedia
新城直衛は任務に驚くほど忠実で戦闘時には残虐な言動を吐く一方、部下が戦死した際には身を裂く思いで悲しみと罪悪感を覚える姿が心を打ち、読んでいるこちらの胸も痛くなります。
不思議なバランスの兵器と戦術
この世界での軍事技術は現実世界の18世紀末から19世紀初頭のヨーロッパに相当しますが、剣虎兵や導術兵といった特異な兵科が存在します。
導術兵は生まれつきの素質がある者が訓練を受けることで制約があるものの、離れた場所にいる人間に対して意思疎通ができるといった兵士で、導術兵を使っての戦術は20世紀初頭の体裁を成しています。
兵士の主力武器がマスケット銃(*)であり、ライフルは実用化されているものの皇国軍では一部の部隊にしか採用されておらず、銃が決定的な戦闘力にはなっていません。
「マスケット銃」
マスケット銃(マスケットじゅう、英: Musket)は、銃身にライフリングが施されていない先込め式の滑腔式歩兵銃である。 このため、散弾も発射可能であった。 正確にはマスケットであり、この語だけで銃であることも意味しているが、この語が一般的でない日本では「銃」を付して呼ばれることが多い。 中国では「鳥銃」という。
銃剣突撃や騎兵突撃などの白兵戦が戦闘での重要な地位を占め、非常に不思議なバランスになっており、戦闘描写と戦術が魅力的です。
昨今の「異世界ファンタジー物」とは一線を画す漫画
竜や巨大な虎などが登場するファンタジーな世界観でありながら、ファンタジーさを感じさせないリアルな描写が非常に好感が持て、かなり硬派な内容になっています。
昨今の「異世界ファンタジー物」とは一線を画す素晴らしい漫画で、戦場の迫力とリアリティが素晴らしく、血湧き肉躍ること間違いのない漫画です。
残念ながら小説の途中までの漫画連載となっており、漫画の続きは小説になるのですが、大変面白い漫画なので是非読んでみてください。
小説版はこちらです。
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