こんにちはユレオです。
皆さんは普段アニメ作品をご覧になることがありますか?
アニメというと子供向けの作品が中心なこともあり、良い大人がアニメを見るというのはあまり一般的では無いのかもしれません。
アニメの多くは漫画や小説が原作だったりする作品が多く、また最近では映画やドラマの原作が漫画というのは珍しくはありません。
記憶に新しいところでは「漫画」→「アニメ」→「実写映画」というメディア展開をした作品として、「寄生獣」や「進撃の巨人」や「銀魂」と言った作品が挙げられます。
このように多くの映像作品の原作が漫画や小説というのはよくあることですが、逆にアニメが原作で漫画やドラマ化したという作品は非常に稀ですが存在します。
本日はアニメが原作でコミカライズして漫画化したり、小説やゲーム、実写ドラマ化した珍しい作品の漫画版のご紹介をしたいと思います。
タイトル:あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
作者 :原作.超平和バスターズ 漫画.泉光
連載期間:2012年~2013年
巻数 :全3巻
高校受験に失敗して引きこもり気味の生活を送っていた主人公の前に、事故で死んだ幼馴染の幽霊が現れ「お願いを叶えて欲しい」と頼まれ、久しぶりに再開した友人たちと友情を取り戻す人間ドラマが魅力の青春漫画です。
この漫画の原作は2011年に放送されたアニメで、このアニメ作品は実在する秩父市を舞台とし、幼馴染の死という過去を抱えた高校生達が、淡い恋や罪の意識などを抱えながら人として成長していく物語で、それぞれが抱える過去のわだかまりや複雑化する人間関係など、ドラマチックな展開をみせます。
このアニメが話題になったもう一つの理由として、実在する建物や風景が数多く登場するため、多くのアニメファンが秩父を訪れるいわゆる「聖地巡礼」で話題となりました。
私も機会があって秩父を訪れたのですが、アニメの舞台となっている場所が実在し、アニメの中で登場する公園や寺を歩き回ることが出来たのはすごく新鮮に感じました。
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アニメが原作の漫画「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のあらすじ
主人公の宿海仁太は幼少の頃、幼馴染達で結成したグループ「超平和バスターズ」のリーダー的存在でいつもメンバーの中心にいる活動的な子供でしたが、ある日、幼馴染の本間芽衣子に照れ隠しで思わず心にもない言葉を口にした後に芽衣子が事故で死んでしまい、トラウマを抱えます。
芽衣子の死は大変ショックな出来事で、それぞれ芽衣子に対する後悔の念や未練や負い目を抱え、「超平和バスターズ」はやがて疎遠になり、互いが交流を持たなくなりました。
時は立ち、仁太は高校受験に失敗して志望していた高校に通えず、滑り止めで受けた高校には受かりましたが、登校すること無く引きこもりの生活を送っていました。
引用元:あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
そんな仁太の元にある日、死んだはずの芽衣子の幽霊が現れて彼女から「お願いを叶えて欲しい」と頼まれることになります。
芽衣子のお願いとは何なのか、それを知るために再びバラバラになった幼馴染たちと連絡を取り、芽衣子の願いを叶えて成仏させるために再び「超平和バスターズ」が動き出します。
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漫画「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の感想!秩父を舞台にした感動物語
このマンガは原作がアニメで、アニメ放送後に連載が開始されました作品です。
アニメの雰囲気や絵柄をかなり再現しており、アニメで表現していない演出もしっかりと描いており、作画が本当に上手だと思います。
漫画自体はアニメを見ていない方をターゲットにした内容となっている為、アニメ以上に丁寧な物語展開になっており、またアニメには無い展開もあるため、アニメを一度見た人でも楽しめる内容となっています。
原作であるアニメは埼玉県秩父市が舞台設定のモデルとなっているので、物語中に実在する建物や風景が多く登場するので、ファンがその地を訪れる「聖地巡礼」でも当時話題になりました。
引用元:あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
また西武鉄道や秩父鉄道がこの作品に対して協力的で、劇中で同社の電車や駅などが登場し、放送開始後には駅構内や中吊り広告などでアニメ番組の宣伝ポスターが掲示されるなど、地域と未着した展開でも話題となりました。
人間ドラマが面白く、アニメ作品の題材としてはめずらしいストーリーなので、アニメで見るのはちょっと…という方には是非こちらの漫画版をおすすめいたします。
アニメ放送後にコミカライズで漫画が発売され、小説やゲームなど様々なメディアに展開し、2015年には実写ドラマ化されるという異色の流れを持った作品なので、まだご覧になられていない方は是非ともおすすめします。
●複雑な人間ドラマが描く感動の青春物語
●細かいところでアニメとは異なるのでアニメファンも楽しめる漫画
小説版はこちらです。
アニメ版と実写版はこちらです。
「泉光」の他の作品のご紹介
泉光は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のコミカライズで始めて連載を始めた漫画家で、絵柄が非常に丁重で将来が有望な作家です。
読み切りの短編作品が中心ですが、作風はファンタジー作品を中心としたものが多く、少女漫画風の絵柄も特徴的で、キャラクターの仕草や表情で内情や心理状況など細かなところまで表現しています。
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