こんにちはユレオです。
漫画というメディアは「本」という紙面で読むのを基本としていますが、最近では電子版が普及するようになり、webサイトやスマートフォン上で読むことが一般的になりつつあります。
しかし、表現方法は「白黒の絵」である事は変わらず、漫画は様々な先人たちの工夫によって止まっている絵にもかかわらず「躍動感」や「熱量」を読者に伝えます。
本日ご紹介する漫画は、漫画メディアでは表現が難しい「音楽」を題材にした作品で、音楽の演奏シーンの表現が特徴的な「ロックバンド漫画」となっています。
タイトル:SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん
作者 :長田悠幸
連載期間:2013年~
巻数 :既刊20巻(2023年4月現在)
ジミ・ヘンドリクスの亡霊に取りつかれた高校の英語教師が、ギターの楽しみを思い出して生徒達と軽音部を立ち上げてロックバンドを始める「熱血×青春×音楽」漫画です。
漫画というのは様々なジャンルが存在しますが、そうしたジャンルの一つに「音楽」があります。
音楽を題材にした漫画はもれなく「紙面という音が鳴らないメディア」で音楽を如何に読者に伝えるかという工夫が必要になる為、表現が難しいジャンルの一つです。
「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん」はそうした音楽漫画の表現に新しい一つの可能性を示した漫画となっています。
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音楽表現が面白い漫画「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん」のあらすじ
主人公で高校の英語教師をしている本田 紫織(ほんだ しおり)は地味な容姿で存在感が薄くて気弱な性格の持ち主で、実家の借金返済のために節約と仕事に明け暮れる毎日を送っていました。
紫織は高校時代にガールズバンドを組んでいましたが、兄が音楽関係が原因の多額の借金を残して失踪したことで、父の反対でバンド活動を諦めざるを得なくなり、ギターを封印し、その後は家族を支えるために自分のやりたいことを押し殺して毎日を送っていました。
27歳の誕生日を迎えた紫織は、失踪前に兄からもらったギターを取り出そうとしたところ、伝説のギタリストであるジミ・ヘンドリックスの亡霊の憑りつかれます。
ジミ・ヘンドリックスの亡霊に取りつかれた紫織は、吹奏楽部の演奏中にステージに上がりギター演奏を始め、忘れていた音楽に再び触れたことで、バンドこそが自分のやりたいことであると再認識しました。
引用元:SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん
しかし、紫織はジミ・ヘンドリックスの亡霊が憑依することで超絶技巧のギターテクニックが使えるようになると同時に呪いを受けることになり、「27歳が終わる日までに音楽で伝説を残さなければ死ぬ」ことを言い渡されます。
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漫画「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん」の感想
この漫画は実在で伝説のギタリストであるジミ・ヘンドリクスの亡霊と契約を結び、自身に憑依させることで、超絶技巧のギターテクニックを手にできるという設定がありますが、同時にジミ・ヘンドリクスの亡霊に憑依されて超絶技巧のギターテクニックを使った者は、27歳が終わるその日までに音楽で伝説を残さないと死ぬという呪いを受けます。
引用元:SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん
この「27歳が終わるその日までに音楽で伝説を残さないと死ぬ」という呪いは、「The 27 Club」と呼ばれる伝承が元になっており、音楽で成功を収めたブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリスンなどは、1969年~1971年の間に27歳の若さで亡くなっています。
主人公の紫織も超絶技巧のギターテクニックを使ったことで、27歳が終るまでの1年間に音楽で伝説を残さなければ死ぬ運命である為、生徒達と軽音部を立ち上げ、伝説の達成へ向けて音楽活動を始めることになります。
この漫画では音楽の演奏シーンの表現が特徴的で、擬音の数や形状や配置を細かく描き分けて”音”を表現する他、「爆発」「竜巻」などの非現実的かつ迫力のある演出で音楽を漫画というメディアで伝えています。
コミカルなタッチのマンガですが、音楽を通して魂を揺さぶる熱血物語が非常に面白く、読んでいると気持ちが熱くなる「笑いあり」「青春あり」のおすすめのマンガです。
●漫画での「音の表現」に新しくチャレンジした作品。
●熱血青春漫画としても面白く、心が熱くなるストーリー。
「長田悠幸」の他の作品のご紹介
長田悠幸の絵柄は一般受けする絵柄の中に作者独自の表現が埋め込まれているため、じっくりと眺めると独特の特徴があります。
キャラクターが個性豊かで、喜怒哀楽の表現が幅広く、個人的に今後の活躍を期待している漫画家の一人です。
「長田悠幸の有名作品一覧」
キッド アイ ラック!
SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん
RUN day BURST
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