
どうも、タカオ(@onemantakao)です。
突然の質問ですが、皆さんは日々の生活で困窮することなく幸せを感じる生活を送られていますか?
当ブログを読まれる方の中には学生や専業主婦という方もおられるでしょうが、多くの方は困窮せず幸せな生活を送るためにサラリーマンとして日々の労働の対価として給料を得ているかと思います。
働いて得たお金はあなたにとってどういった価値がありますか?
働いて得たお金は大事だと感じると思うのですが、なぜお金には価値があるのか深く考えたことはありますか?
本日はお金の価値について少し掘り下げてお話をしたいと思います。
日本人の多くはお金を貯めると幸せになると信じている

お金を手に入れる方法はサラリーマンとして会社組織に所属して労働の対価として給料を得るだけでなく、「競馬」「競輪」「競艇」「パチンコ」「オンラインカジノ」「宝くじ」といったギャンブルでも得ることができます。
また最近では「株式」「投資信託」「FX」といったお金を増やすための投資をされている方も増えています。
仕事をしていれば給料が得られるわけで、給料があれば生活は困窮しないと思うのですが、多くの方がもっとお金を貯めようと様々な手段を考えます。
なぜ人はお金をもっと手に入れようとするのでしょうか?
理由を1つに絞るのは難しいですが、多くの方がキリスト教や仏教などの宗教を信じるようにお金を崇拝していることが考えられます。
「お金を崇拝する」と聞くと不自然に思うかもしれませんが、もう少しわかりやすく言えば「お金は持てば持つほど幸せになる」と信じているわけです。
資本主義国家では、お金を持てば持つほど偉くて幸せであるという考えが広く一般的に受け入れられており、この考え方は仏教における「徳積み」に似ています。
「徳積み」とは目には見えないが心の満足度として積み重なっていくもので、徳を積めば積むほど幸せを感じると言われています。
この「徳積み」は日々の生活の中で善行を行うことで得られるとされており、善行の対象は他人であったり自分自身であったりと様々です。
熱心な仏教徒はこの「徳積み」を行うことで幸せを感じるそうです。
この「徳積み」をお金に置き換えて考えてみるとどうでしょうか?
一見「お金を貯める」ことと「徳積み」が同じように思うでしょうが、「お金が貯まる=幸福度が上がる」というのは真実なのでしょうか?
お金は使うから価値が生まれる

例えば「お金があると将来の不安が解消されて安心感が得られる」という話を聞いたり、これと同様の考えを持つ方は多いかと思います。
ただ、冷静に考えていただきたいのですが、お金は貯めているだけではお腹は膨れませんし、貯めているだけでは安心する生活環境を手にすることはできません。
お金は貯めているだけでは価値は無く、使ったときにはじめて価値が生まれるもので、お金を使った結果として不安が解消されたり安心感が得られるわけです。
少し端的に言えば「お金自体には価値は無く、使ったとき初めて価値が生まれる。」とも言えます。
お金は価値のあるものに交換できる道具

お金は使うことでお腹が満たされたり、安心する生活環境を手に入れることができます。
つまり、お金は「価値があるものと交換できる道具」であり、お金自体に価値はありません。
札束ではお腹は膨れず雨風をしのぐことができないことからも明らかで、お腹を膨らませて雨風をしのぐ為にお金を「食事」や「住居」に交換しているわけです。
お金は貯めると幸せになると信じる「お金を崇拝する信者」は世の中たくさんおられますが、お金の本質は「価値があるものと交換できる道具」であり、そこを理解していないといくら貯めても幸せを感じる事が出来ません。
お金は貯めることでいつでも「価値があるものと交換できる状況」を作り、そして必要な時に価値あるものと交換することで幸せを得ているわけです。
最後に

ここまでお金の価値について少し掘り下げてお話をしてきました。
お金の捉え方や考え方は人それぞれ違いがありますが、お金の本質は共通の認識で捉えられています。
お金の本質が共通の認識で捉えられている経済圏があるからこそ、お金が価値のあるものと交換できる関係が成り立っているわけです。
この仕組みを理解していないとお金で得られる価値を読み誤ったり、お金を貯めているはずなのになぜか幸せを感じることが出来ないということが起きてしまいます。
漠然とお金の本質を理解している方は大勢おられるかと思いますが、今一度深く考えてみてはいかがでしょうか。
*本日のお話しは以下の書籍で詳しく触れています。